全国20歳以上の男女10000人に聞いた 「たばこのマナーに関する調査」

マナー違反による「望まない煙」を「良くない」と思う回答は9割
全国20歳以上の男女10000人に聞いた 「たばこのマナーに関する調査」

喫煙者の数がどんどん減っていることは皆さんもご存知のはずです。タバコの値上がり、喫煙スペースの減少など喫煙者には肩身の狭い世の中になっています。非喫煙者にとっては喜ばしいことでしょうが、2020年4月から施行された改正健康増進法により喫煙者の苦境にさらに拍車がかかりました。これはタバコの煙を非喫煙者が吸ってしまう受動喫煙の防止を目的にしたもので、「屋内の原則禁煙」「喫煙室設置」などが掲げられています。ショッピング施設、学校、飲食店などは原則禁煙で喫煙室を設置することもできませんが、飲食店は一定の要件を満たせば喫煙室を設けることが認められます。また、最近はタバコの種類が増えたこともあり、喫煙室も喫煙専用室、加熱式タバコ専用喫煙室、喫煙目的室、喫煙可能室の4種類に分類されるなど細かな規定があります。

改正法の施行以後で喫煙について変化を感じるかどうか、喫煙者と非喫煙者でマナー意識に差はあるのかなど気になる調査結果が発表されています。

調査概要

(以下、株式会社ネオマーケティングによる調査レポートより抜粋。中略あり。)

株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)と日本たばこ産業株式会社(所在地:東京都港区)は今回、2020年10月30日(金)~2020年11月4日(水)の6日間、全国の20歳以上の男女を対象に「たばこのマナーに関する調査」をテーマにしたインターネットリサーチを共同で実施いたしました。

2018年7月に成立した健康増進法の一部を改正する法律が、4月1日より全面施行され、約半年が経過しました。屋内の原則禁煙など大きくルールが変わり、非喫煙者、喫煙者はどのように感じているのでしょうか。

調査レポート目次

・調査背景
・調査概要
・「たばこのマナーに関する調査」主なトピックス

調査レポートまとめ

Q6.あなたは、たばこを吸う人のマナーは10年前に比べてよくなったと思いますか。(単数回答)【n=10000】

マナー違反による「望まない煙」をよくないと思うかをお聞きしたところ、90.0%が「そう思う」と回答しました。喫煙者でも87.0%「そう思う」と回答しており、喫煙者もマナー違反に対して「良くない」と思っている方が多いことがわかりました。

たばこを吸う人はまわりに配慮して喫煙すべきだと思うと92.4%が回答しました。こちらの設問でも喫煙者が90.0%、非喫煙者が93.2%と喫煙の有無で大きな変化はなく、喫煙者もたばこのマナーについて、考えていることがわかります。

喫煙所でたばこを吸うことはマナーのひとつだと思うと回答した方は全体の91.1%となりました。喫煙者、非喫煙者ともに9割以上が「そう思う」と回答しています。

歩きたばこなどのマナー違反による「望まない煙」を減らすためには、ある程度喫煙所は有効だと思うと全体の80.6%が回答しています。また、非喫煙者でも77.8%が「そう思う」と回答しました。非喫煙者もある程度喫煙所が有効だと考えているようです。

たばこを吸ってもよい場所でマナーを守っているのであれば、たばこを吸っても構わないと74.6%が回答しました。非喫煙者でも「そう思う」と7割が回答しています。

10年前と比較してたばこを吸う人のマナーはよくなったと思うかとお聞きしたところ、約半数が「そう思う」と回答しました。喫煙者は66.5%が「そう思う」と回答し、非喫煙者は46.3%が「そう思う」と回答しました。また、非喫煙者は「わからない」と回答した方も25.3%いらっしゃいました。

2020年4月から屋内での原則禁煙など、たばこのルールが変わり、歩きたばこ等、屋外でマナー違反を目にする機会はどのように変化したかをお聞きしました。その結果、39.6%が「減った」と回答しています。また、新型コロナウイルスの影響で外出する機会が減ったのか「わからない」と回答した方も43.9%という結果となりました。
改正健康増進法が施行され、喫煙者の88.5%がたばこを吸える場所が少なくなったと思うと回答しています。また、非喫煙者であっても半数以上の59.9%が「そう思う」と回答しました。

(詳しくは詳細ページをご覧ください)

調査方法

・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳以上の男女を対象に実施
・有効回答数:10000名(喫煙の有無、性別、年代割付の20セル各500名ずつ)
・調査実施日:2020年10月30日(金)~2020年11月4日(水)
※集計方法 性年代の人口構成比を、平成27年度実施国勢調査データとスクリーニング結果の喫煙率で比重調整(ウェイトバック集計)を実施

調査元

〒150-0036
東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
TEL 03-6328-2880
https://www.neo-m.jp

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