ある日突然やってくる葬儀。送り出す親族側は喪主を筆頭に戸惑うことも多いでしょう。
葬儀社である(株)鎌倉新書が調査したところ、葬儀後に何らかの後悔をしている親族が多くいることが判明しました。特に「情報収集」における後悔が最多とのこと。故人の意向、価格、葬儀形式など様々な勘案事項がある中で、どんな選択をするのが故人や自分たちにとって最も良いのか、普段から少し考えてみるのも良いかもしれませんね。
調査概要
(以下、株式会社鎌倉新書による独自調査レポートから抜粋。)
近年、消費傾向は「モノ消費」から「コト消費」にシフトしつつあるように、個人の価値観の変化に伴って、葬儀形態も多様化してきました。しかし、新しい弔いの形を選択することで、思いもよらない弊害やトラブルや発生する可能性もあります。
当社が運営する葬儀相談・依頼サイト「いい葬儀」では、日々お客様からの葬儀に関するご相談をお受けしています。
そこで喪主経験者に対してアンケート調査を行い、後悔してしまった項目や葬儀内容など当時のことを振り返っていただきました。一般葬は7割以上、家族葬は6割以上の喪主が 「もっとこうしたらよかった」 と葬儀後に後悔を感じているなど、さまざまな事柄が判明しました。
調査レポート目次
・実施の背景
・調査結果
1. 葬儀の形態
2. 葬儀の後悔
3. 葬儀のプラン
・調査結果まとめ
調査レポートまとめ
・自身が喪主を務めた葬儀の形態について、1位「一般葬」51.9%、2位「家族葬」39.8%、この2つで9割以上を占める結果に。
・近年、都心部においては家族葬の需要が高まりつつある。親の交流関係を喪主である子が把握していない、高齢化で参列者も少ない、経済的理由、などの理由が考えられる。
・葬儀後に後悔した人の割合は、一般葬が71.9%、家族葬が60.1%と、一般葬を行った人の方が葬儀後に後悔している割合が高かった。これは喪主と面識のない参列者がいることで細かな準備が付随することに関わると予測される。
・公開の具体的内容としては、
*一般葬:1位「情報収集」67.1%、2位「葬儀社」66.4%、3位「価格」52.1%
*家族葬:1位「価格」64.3%、2位「情報収集」63.3%、3位「葬儀社」57.4%
であった。
・また、後悔の度合いが高い人ほど 、次に葬儀を行う機会があれば、定額プランでなく「葬儀社と相談するオリジナルプラン」にしたいという傾向があった。定額プランでは自身や親族の要望を反映できなかった部分があったのではないかと推測する。
調査方法
【調査概要】
調査名 :葬儀後の後悔に関する実態調査(2019年)
調査対象 : 直近2年以内に主となり葬儀を執り行った経験のある、日本全国の30歳以上の男女
調査期間 : 2019年2月26日(火)~2月28日(木)
調査方法 : インターネット調査
有効回答数 : 372件
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しています。
このため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
調査元
株式会社 鎌倉新書 広報担当
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