サザエさん一家がCMの中に!?サザエさんコラボCMはTwitterで話題になっただけでなく視聴質も高かった

サザエさん一家がCMの中に!?サザエさんコラボCMはTwitterで話題になっただけでなく視聴質も高かった

国民的アニメであるサザエさん。放送50周年記念スペシャルとして2019年11月24日に拡大枠で放送され、本編の合間に放送されたCMでも企業とサザエさんのコラボが実現しました。
通常、本編からCMに入ると20%程度AI値が下がることが分かっていますが、コラボCMに関してはその顕著な下降が見られず、それどころか本編よりもCMの方が高い視聴率を記録した時間帯もあるほどでした。企業にとっても注目すべきデータと言えるでしょう。

調査概要

(以下、TVISION INSIGHTS株式会社による独自調査レポートから抜粋。)

TVISION INSIGHTS (以下TVISION) では独自に計測した視聴質データを基に、2019年11月24日(日)の18時30分から20時にフジテレビで放送された『サザエさん放送50周年記念スペシャル』におけるサザエさんコラボCMがどのように見られていたのかを分析しました。

調査レポート目次

・サザエさんコラボCMはその他CMと比べてよく見られていたのか?
・コラボCMの中でどのCMがよく見られていたのか?
・データについて
・データの収集方法
・注釈

調査レポートまとめ

*サザエさんコラボCMの放送された時間はオレンジ、その他のCMが放送された時間はグレーで色付けをしています。

<概要>
 ・サザエさんコラボCMは同枠に放送されたその他のCMと比べて+12%テレビ画面注視度合が高かった
 ・コラボCM放送時は、一般的なトレンドと異なり、本編と同じくらい良く見られていた
 ・コラボCMの中でもっとも良く見られていたのは「日産セレナe-POWER」のCMだった

<解説>
2019年11月24日に放送されたサザエさん放送50周年記念スペシャルで、サザエさんコラボCMが放映され、通常CMに比べてAI値が12%高かったことがわかりました。
AI値とは、"テレビの前にいる人が、どれくらいテレビ画面に人の顔が向いているか"の度合いを示すTVISION独自の指標です。通常より長時間の放送となったこの回で、コラボCMは最初のCM回から放映されましたが、最初と2回目のCM枠では番組本編よりもCMの方がAI値が高かったことがわかりました。また、後半ではコラボCMは放映されておらず、CMに入ると注視が急激に落ちており、コラボCMとの差が顕著にあらわれました。
通常、本編からCMに入ると平均20%程度AI値が落ちることが弊社の調べで分かっていますが、サザエさんコラボCMはその傾向に反して、本編と同じくらいよく見られていたことがわかりました。
また、コラボCMの中でも、日産セレナ、日清食品どん兵衛、味の素ほんだし、の順に高いAI値を記録しました。
今回のコラボCMに関して、Twitter上で「どこからがCMかわからない」「CMまで楽しめた」などの声も上がっており、その盛り上がりを裏付ける数字が調査で浮き彫りとなりました。

調査方法

一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測しています。2015年6月より計測スタートし、2019年12月現在、地上波6局7チャンネル・MXテレビ、BS8局9チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測を行っています。

調査元

代表:郡谷 康士
住所:〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル6階Inspired. Lab
HP:https://tvisioninsights.co.jp

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