2018年度のアニメ市場規模は2,900億円、アイドル市場規模は2,400億円と推計されており、ほぼ同じような規模となっています。最近はネット上のサブスクリプションサービスでもアニメやアイドルコンテンツに触れることができます。以前はアニメなどについては一度見逃してしまうと再度見るための方法にハードルがありましたが、より手軽になったことでライト層にも広がっていそうです。
また2019年はアイドルに関する大きなニュースが複数ありました。いずれもイメージを下げるような内容であり、この辺りの出来事が市場にどう影響するのか気がかりなところです。
調査概要
(以下、株式会社矢野経済研究所による独自調査レポートから抜粋。)
株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、2018年度の国内の「オタク」市場を調査し、主要分野における各分野別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。
調査レポート目次
1.市場概況
2.注目トピック
3.将来展望
調査レポートまとめ
■アニメ市場規模
・2018年度のアニメ市場規模はアニメーション制作事業者売上高ベースで、前年度比8.2%増の2,900億円(推計)
・Netflix(ネットフリックス)のオリジナルアニメ配信の本格進出や国内外における映像配信事業が好調
・2019年度のアニメ市場規模はアニメーション制作事業者売上高ベースで、前年度比6.9%増の3,100億円(予測)
■アイドル市場規模
・2018年度のアイドル市場規模はユーザー消費金額ベースで、前年度比11.6%増の2,400億円(推計)
・「ジャニーズ」「AKB48」グループを中心に中核となるファン層が市場を支えている
・他のアイドルグループの台頭も
・2019年度のアイドル市場規模は、ユーザー消費金額ベースで、前年度比6.3%増の2,550億円(予測)
・2019年はジャニーズ事務所とAKB48グループの活動低下に影響する出来事が起きている
■矢野経済研究所独自の解析手法(Xビジネスエンジン)の劇場版アニメの分析結果
・「積極的支持」(魅力度・温度ともに高い)
・「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」
・「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」
調査方法
1.調査期間: 2019年7月~9月
2.調査対象: 「オタク」に関わるコンテンツや物販、サービス事業者、及び業界団体等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面接取材、電話によるヒアリング、インターネットアンケート調査、ならびに文献調査併用
調査元
株式会社矢野経済研究所
マーケティング本部 広報チーム
〒164-8620
東京都中野区本町2-46-2 中野坂上セントラルビル
https://www.yano.co.jp