データサイエンティストの 採用に関するアンケート調査結果

データサイエンティストの 採用に関するアンケート調査結果

データサイエンティストとは、企業の経営戦略などの場面において現状のデータを正しく分析しデータに基づいた意思決定を行なう人、あるいはその助言を行う人のことです。ITスキル、データ収集スキルはもちろん、あらゆるビジネスに精通していることが求められる職業です。ビッグデータ市場やAI市場が成長する中でさらに重要視されるようになりました。データを正しく活用できるかどうかが企業経営の成否に関わってくるのでそれも当然ですね。そんなデータサイエンティストが日本ではどれほど企業に定着しているのか、今後の展望はどうなのか、気になるところです。

調査概要

(以下、一般社団法人 データサイエンティスト協会による独自調査レポートから抜粋。)

データサイエンティスト協会 調査・研究委員会では、「データサイエンティスト市場の"需要と供給のミスマッチ"の解消」をメインテーマに調査・研究活動を行っている。近年、データサイエンティストに対する企業側のニーズが高まっているものの、企業における在籍状況・採用実態、欲しい人材像などについて、定量的に把握したデータはなかった。今回、調査・研究委員会は、これらの状況を定量的に把握し、データサイエンティストと企業のミスマッチを解消し、データサイエンティストの経験・能力を正しく活かすことを目的に、企業の人事部門に対するアンケート調査を実施した(回答内容は2019年4月時点のもの)。

調査レポート目次

調査レポートまとめ

Q. 貴社にはデータサイエンティストは何名いらっしゃいますか

・データサイエンティストが1人以上いる会社は全体の29%
・在籍しているデータサイエンティストをタイプ別で分類すると エンジニアタイプが最も多い
・この1年でデータサイエンティストを増やした企業は56%で、増やした人数の多くは、社内の異動・育成によるもの
・DSを採用しようとした企業のうち「目標としていた人数を 確保できなかった」企業が58%
・育成・研修制度としては、社外研修支援と社内研修が多い。一方で、育成・研修の制度がない企業も18%ある
・データサイエンティストの人材育成方針で、 最も重視することは、OJTが44%と最多
・62%の企業がデータサイエンスに関する専門部隊を持つ また、13%の企業は今後、設立を予定・検討している
・今後3年間でさらにDSを増やしたいのは、DS在籍企業の 77%、DSがいない企業でも11%は新たに獲得したい
・増やすための手段としては、社内の異動・育成が最も高いが、 中途採用や新卒採用のニーズもある
・人材像としては「ビジネス課題解決」「戦略検討」スキルを持つ人材が求められている
・今後増やしたいDSのタイプとしては、マーケタータイプが 最も多いが、エンジニア、アナリストのニーズもある

調査方法

調査対象 :日本国内一般企業(人事担当者向け) ※従業員30名以上の企業を対象に、企業規模別にランダム抽出
調査手法 :郵送法
調査期間 :2019年8月21日~10月8日
有効回答数:計283社(発送5,435社、回収率5.2%)
注:本調査資料の百分率表示は小数点以下を四捨五入しているため、 合計しても100%とならない場合がございます。

調査元

〒108-0071 東京都港区白金台3-2-10 白金台ビル
https://www.datascientist.or.jp

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