「D2C」に関する生活者の購買行動やブランドへの意識を徹底調査!生活者目線で見たD2C実態調査

ファンであるブランドの商品をオンラインで購入する際の行動は?: 半数以上は「価格差が無ければ直販を選ぶ」と回答!
「D2C」に関する生活者の購買行動やブランドへの意識を徹底調査!生活者目線で見たD2C実態調査

通販サイトを利用したことのある人は多いと思いますが、D2Cという言葉をご存知でしょうか。D2Cとは、Direct to Consumerの略で、他社を介さずに自社の商品を直接消費者に販売することを意味します。BtoB、BtoCという言葉はよく耳にしますが、それぞれ企業間の取引、企業と消費者の取引という意味です。BtoCとD2Cはよく似ているように感じますが、BtoCが取引の主体を表した言葉なのに対し、D2Cは「どう取引するか」を強調した言葉です。つまり、楽天やAmazonなどのショッピングモールを介して販売したりスーパーに卸したりするのでなく、自社の商品を自社のツールで直接販売する手段のことをD2Cと呼ぶわけです。

D2Cは企業にとってはメリットがたくさんあるように思えますが、販売ツールを構築したり消費者まで情報を届けるまでの苦労もあるでしょう。一方で、消費者はどのようにメリット、デメリットを感じているのか、詳しい調査結果が発表されました。

調査概要

(以下、株式会社ネオマーケティングによる調査レポートより抜粋。中略あり。)

生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。

今、消費者向けブランド業界において、D2Cという「テクノロジー×小売」を実現した新しい業態への注目度が国内外で高まっています。その背景にあるのはデジタル化や消費行動の変化です。デジタル化により顧客の詳細なデータ分析・顧客とのダイレクトな対話が可能となりました。また、機能的価値より情緒的価値(ブランドが創出する世界観やストーリー)を重視する流れがあるなかで、独自の世界観でもってユニークな体験を生み出し、大企業を驚かせるスタートアップが出てきています。
そこで今回は全国の男女1000人を対象にオンラインショッピングでの購買行動やブランドへの意識を調査しました。

調査レポート目次

・調査背景
・調査概要
・「生活者目線で見たD2C実態調査」主な質問と回答

調査レポートまとめ

あなたが利用したことのある通販サイトとしてあてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=3536】

ファンであるブランドの商品をオンラインで購入する際の行動について聞いたところ、「だいたい直販を選ぶ」「その他サイトと値段に差が無いのであれば直販を選ぶ」と回答した方が全体で55.9%となっており、ショッピングモール系サイトを優先する方22.2%を上回る結果となりました。

「だいたい直販を選ぶ」・「その他サイトと値段に差が無いのであれば直販を選ぶ」理由をお聞きしたところ、「アフターケアや保証がしっかりしていそうだから」等、アフターサービスについて期待する意見が多数見受けられました。しかし、メーカー直販の改善点を見ると、「交換返品が面倒」「発送時など、タイミングごとにこまめに連絡がほしい」といった保証や連絡不足等サービス体制に関する意見が上がっているため、直販に期待するサービスと現実のサービスには乖離があると考えられます。

利用したことのある通販サイトをお聞きしました。
94.2%の方が楽天やAmazon等のショッピングモール系の通販サイトを利用したことがある一方で、メーカー・ブランド直販サイトは約40%という結果となりました。

メーカー直販サイトでオンラインショッピングをしていて不満に思った点をお聞きしました。
「送料が高い」が53.0%と半数を超えて最も高い結果となりました。複数ブランドでの買い物を1つの窓口で行えるショッピングモール系サイトに対し、それぞれの直販サイトでネックになりそうな「登録などが面倒」は18.7%となりました。

(詳しくは詳細ページをご覧ください)

調査方法

・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の男女(①今まで、一度でもメーカー直販の通販サイトで何かを購入したことがある方(Amazonや楽天、ヤフーショッピングではなくメーカー独自のオンライン通販)②半年に1回はオンラインショッピングをする方)を対象に実施
・有効回答数:1000名
・調査実施日:2020年10月22日(木)~2020年10月26日(月)

調査元

〒150-0036
東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
TEL 03-6328-2880
https://www.neo-m.jp

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