新型コロナウイルス感染拡大による生活の変化がテレビ視聴時間にどう影響したか

新型コロナウイルス感染拡大による生活の変化がテレビ視聴時間にどう影響したか

昨今、新型コロナウイルスによる休校、在宅勤務、自粛で家にいる時間が大幅に増えました。普段はニュースに関心がない人も、コロナ関連のニュースは気になるという人も多いのではないでしょうか。そんな中で家でテレビを見る時間は増えているのか、それとも若者はスマホばかりでテレビは見ないのか、気になる調査結果が公表されました。

調査概要

(以下、株式会社スイッチ・メディア・ラボによる独自調査レポートから抜粋。)

「テレビ効果を可視化する」をコンセプトにメディアリサーチデータを提供する株式会社スイッチ・メディア・ラボ(本社:東京都港区、代表取締役:福羽泰紀)は、関東1都6県の男女約5600名に対して、継続した機械式テレビ視聴調査を行っています。今回は、この約2か月間の、不要不急の外出自粛要請や休業・休校要請、感染防止対策等さまざまな要因によって生じた人々の生活の大きな変化が、テレビの視聴時間にどのような影響を及ぼしたのかを分析いたしました。

調査レポート目次

調査レポートまとめ

1日あたり平均視聴時間(分)-個人全体-

2月後半の平日の平均視聴時間は210分前後、土日は230分前後でした。2/27(木)、安倍首相が全国の公立小中高校と特別支援学校に一斉休校を要請する考えを示すと、その直後の週末から土日の平均視聴時間は徐々に伸び、東京都で外出自粛要請が出された最初の週末(3/28~29)には277分となりました。

また、平日の平均視聴時間も、3/30週から伸びが目立ち、緊急事態宣言が発令された4/6週には、242分となっています。

次に、成人男女の視聴時間の変化について、年代別に比較しました。

比較対象は、[期間A]全国一斉休校が始まる直前の2週間、[期間B]緊急事態宣言前後の2週間とし、期間Aの平均視聴時間を「1」とした場合の指数として期間Bを表しました。

期間Bの指数をみると、男性ではM1(男性20-34歳)層で平日1.19、土日1.24、女性も同様にF1(女性20-34歳)層で平日1.18、土日1.30と、他の年代よりも指数が大きくなっています。このことから、男女ともに20-34歳の若い年代で、視聴時間の変化率が最も大きかったことがわかります。

調査方法

・調査方法:機械式継続調査によるテレビ視聴調査 ※家庭用テレビリモコンと独自開発のテレビ視聴データ収集機器、インターネット通信を利用した機械式テレビ視聴調査
・調査対象者:スイッチ・メディア・ラボ テレビ視聴パネル
・調査対象エリア:関東1都6県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)
・集計対象日:2020年2月17日(月)〜2020年4月12日(日)
・集計対象:地上デジタル放送 7局の(BS放送は含まない)のリアルタイム番組視聴
・有効パネル数:個人 5,602サンプル(2020年4月12日時点)

調査元

〒107-0052 東京都港区赤坂2-10-9 ラウンドクロス赤坂6F
TEL:03-6441-2056
代表取締役 福羽 泰紀
https://www.switch-m.com/

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