企業の広告宣伝担当者200人に聞いた テレワークによる広告出稿業務への影響実態調査

半数以上が業務生産性が向上したと回答、 戦略設計業務は生産性が向上した業務・低下した業務の双方で上位に
企業の広告宣伝担当者200人に聞いた テレワークによる広告出稿業務への影響実態調査

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、自宅でテレワークを行う人が急増しました。テレワークによる業務への影響は経営者、従業員ともに気になるところです。このたび企業において広告宣伝を担当する人を対象としたアンケートが行われました。テレワークで業務の生産性が上がったと好意的に捉える声も多い中、同じ項目について生産性が上がった下がったと正反対の回答があることが特徴的です。テレワーク環境の差はもちろん、その人の立場や日頃の業務の進め方によって大きな差が生じるのかもしれませんね。

調査概要

(以下、株式会社サイカによる独自調査レポートから抜粋。)

株式会社サイカ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:平尾 喜昭、以下 サイカ)は、独自の広告調査・研究レポートの第16弾として、「テレワークによる広告出稿業務への影響実態調査」を実施いたしましたので結果を発表いたします。

※ 調査結果レポートは下記のURLでも公開しています。
https://xica.net/magellan/column/telework-survey-01/

新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とする政府や自治体からの要請を受け、多くの企業がテレワーク導入の必要に迫られています。
この状況において、企業のマーケティング、プロモーション活動を担う広告宣伝担当者もオフィスワークからテレワークに移行した方が増えています。
今回は、テレワーク導入によって広告出稿業務の生産性にどのような影響が及んでいるのか、現在テレワークをしている広告宣伝担当者217名に調査を行いました。

調査レポート目次

調査レポートまとめ

テレワークによる広告出稿業務の生産性への影響

広告出稿業務において、テレワークによって生産性が向上したと回答した方が半数を超え(52.0%)、生産性が低下したと回答した方の割合(26.7%)を大きく上回りました。

生産性が向上した理由としては、「通勤時間がゼロになった」「無駄な会議が減った」など、オフィスワークよりも時間やコミュニケーションが効率化されたという意見が多く挙げられました。

一方、生産性が低下した理由としては、「意思疎通に時間がかかり、決断が遅くなる」「外部に持ち出せる顧客データに制限がある」「ネットワーク環境や機材、備品が整備されてない」など、コミュニケーションの不調、業務範囲の制約、業務環境の不備などが多く挙げられました。

生産性産が向上した業務として「戦略戦術設計」がもっとも多く挙げられ、生産性が低下した業務としては「実行プラン策定」がもっとも多く挙げられましたが、この2つの業務は、生産性が向上または低下した業務のいずれにも回答が集中する結果となりました。
生産性が向上した理由として「プランの策定に集中できるようになった」という意見が多く挙げられ、生産性が低下した理由としては「情報の共有が難しい」「頻繁なテレビ会議で時間がかかる」などが挙げられております。今回は広告出稿業務に携わるチーム人数については調査していないものの、チーム規模によるコミュニケーション量の多寡が広告出稿業務の生産性の向上・低下を分ける一つの要因になっているのではないかと推測されます。

調査方法

調査名   :テレワークによる広告出稿業務への影響実態調査
調査対象期間:2020年4月
調査方法  :Webアンケート調査
調査対象  :以下の条件を満たす217人の広告宣伝担当者
       ・インターネット広告を出稿している企業の勤務者
        (インターネット広告のみを出稿している企業に限定せず、
         並行してオフライン広告を出稿している企業も含みます)
       ・その企業にて、広告出稿業務、ならびに出稿した広告の
        効果測定業務に現在従事している者
       ・その業務を、現在週に3日以上テレワークで行っている者

調査元

〒101-0065 東京都千代田区西神田2-5-2 TASビル2F・3F(受付2F)
代表取締役:平尾 喜昭
https://xica.net
広報担当
TEL :03-6380-9897
E-MAIL :pr@xica.net

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