消費者は今企業SNSをどう見ている?「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う消費者のSNS利用実態調査」

消費者は今企業SNSをどう見ている?「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う消費者のSNS利用実態調査」

新型コロナウイルスをきっかけに、いつも行ってるお店のSNSやHPを見に行ったという方も多いのではないでしょうか。営業時間に変更はあるのか?安全性はどう配慮されているのか?従業員に対する姿勢はどうなのか?など、消費者が知りたいと思う情報は増えています。お店や企業から的確な情報が発信され、その情報にすぐたどり着けるかどうかは消費者にとってとても大事なことです。逆に全く情報が更新されていない、そもそもHPもSNSも見当たらないとなれば、若い消費者の心は一気に離れてしまう可能性もあります。新型コロナウイルス影響下における消費者のSNS利用実態と企業SNSへの接触状況についての調査結果を見てみましょう。

調査概要

(以下、アライドアーキテクツ株式会社による独自調査レポートから抜粋。)

新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の世界的な流行に伴い「外出自粛」が行われるなか、消費者のSNS利用動向にはどのような変化が起きているのでしょうか?

今回は、「コロナショック」の今、消費者のSNS利用時間や利用プラットフォーム、利用目的にどのような変化があるか、また消費者はSNS上の企業活動についてどのように見ているのかを知るべく、約4,100名のSNSユーザーに「新型コロナウイルス感染症拡大に伴うSNS利用実態調査」を実施しました。

調査レポート目次

調査レポートまとめ

SNSを利用する時間が増えたことで、めにすることが増えたと感じるものは何ですか?

全体の63.7%のユーザーが、コロナウイルスの拡大以降も、SNSの利用時間は「普段と変わらない(どちらでもない)」と回答しました。「すごく増えた」または「増えた」と回答した人は34.5%にのぼり、「減った」「すごく減った」と回答したユーザーは1.8%に留まりました。

利用する頻度が増えたSNSについて、全体の67%が「Twitter」、60%が「LINE」と回答、この2つのプラットフォームの利用頻度が増えている人が圧倒的に多いことが分かりました。FacebookとInstagramはそれぞれ29%、39%でした。

「もっとも利用する頻度が増えたSNS」を現在利用する目的についてSNS種類別に集計したところ、全てのプラットフォームを通して「コロナウイルスに関する情報収集」を目的として利用していると答えたユーザーが6割以上にのぼりました。

コロナウイルスに関連する情報や友人の投稿だけでなく、企業公式アカウントの投稿も「増えた」と捉えているユーザーが全体の27%にのぼりました。

コロナウイルス拡大以降、「SNS上での企業活動」に関して、57%はコロナウイルス拡大以前と「対企業への行動に特に変化はない」と回答しました。「新たにいいねしてフォローした」「キャンペーンに参加した」などのポジティブな行動をとった人は全体の約2割程度存在、一方で「非表示にした」などのネガティブな行動を取った人は全体の3%に留まりました。

企業側は対消費者に対して宣伝活動や発信を一部控える動きもある一方で、消費者側の対企業への行動は以前と変わらず、また5人に1人は企業を応援する動きをしていることが分かりました。

コロナウイルス拡大以降、特定の企業に対する見方がプラスもしくはマイナスに変わった経験があるか尋ねたところ、全体の44%が「プラスもしくはマイナス(あるいは両方)」の経験があると回答しました。

また、コロナウイルス拡大以降にSNSの利用時間が増えているユーザーの方が明らかに多く「特定の企業への見方が変わった」経験をしていることが分かりました。

このことから、消費者は今回のコロナショック下における企業の行動をよく見ており、その情報源としてSNSの影響はとても大きいと考えられます。

調査方法

調査名称 : 新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う外出自粛に関するアンケートご協力のお願い
調査時期 : 2020年4月8日~4月12日
調査方法 : モニプラ(アライドアーキテクツ株式会社)でアンケート調査を実施
調査対象数:4,157名(アンケート回答完了人数)
※設問ごとの有効回答数を「n=」で記載しています。
※本調査の内容を転載・ご利用いただく場合は「アライドアーキテクツ株式会社調べ」とクレジットを記載してください。

調査元

〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-19-15 ウノサワ東急ビル 4階
代表取締役CEO 中村壮秀
https://www.aainc.co.jp

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