博報堂生活総合研究所「第1回 新型コロナウイルスに関する生活者調査」(2020年4月)

博報堂生活総合研究所「第1回 新型コロナウイルスに関する生活者調査」(2020年4月)

今では日々のニュースの大部分を占めるようになった新型コロナウイルス。普段の暮らしがどう変わっているか、気持ちや行動にどんな変化があるか、などについて、株式会社博報堂による定期調査が公表されました。経済の停滞を不安視する声が目立っています。また、これは政府による緊急事態宣言「前」の調査なので、宣言後はどのように変わっていくのか、今後の調査結果も注目です。

調査概要

(以下、株式会社博報堂による独自調査レポートから抜粋。)

株式会社博報堂(本社:東京度港区)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は2020年4月、新型コロナウイルスの感染が拡大している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施いたしました。
(調査実施は4月2-6日※政府の緊急事態宣 言前、対象は首都圏・名古屋・阪神圏の20~69歳の男女1,500名、一部調査項目については3月より実施)

調査レポート目次

調査レポートまとめ

新型コロナウイルス影響下での意識・行動(一部抜粋)

感染拡大以前の普段の状態を100点としたとき、現在の状況下における「生活自由度」が何点くらいかをきいたところ、54.3点となりました。
また新型コロナウイルス感染拡大に伴う不安や、抑制している行動、変化している行動など30項目について尋ねたところ、「経済の停滞に不安を感じる」が91.2%と最も高くなりました。行動については「旅行・レジャーを控えている」88.7%、「交友・交際を控えている」85.1%など、さまざまな行動を抑制しているとの回答が高くなりました。一方で「外出を控え、インターネット通販や出前を利用するようにしている」は38.9%、「できるだけテレワーク(在宅勤務)をするようにしている」は23.5%(有職者ベース)と、比較的低い値に留まりました。

• 性別/年代別にみると、「不安度」や「行動抑制度」についての項目は、男性よりも女性が高く、若年層よりも高齢層で高くなるという 傾向が見られました。一方で、「行動変化度」については「家にいる時間が増えたので、動画や音楽などのストリーミングサービスを 利用している」などオンライン/デジタルサービスの利用を中心に多くの項目で若年層の数値が高齢層を上回りました。

(本調査は当面の期間実施し、毎月第3週頃に発表する予定です(今後の状況変化により、調査内容等を変更する可能性があります)。

調査方法

・調査時期:2020年3月5日(木)~9日(月) 2020年4月2日(木)~6日(月) ※政府の緊急事態宣言前
・調査地域:1/首都40km圏 2/名古屋40km圏 3/阪神30km圏
・調査対象者:20~69歳の男女
・対象者割付:調査地域1~3各500人を各地域の人口構成比(性年代)に合わせ割付
・サンプル数:合計1,500人
・調査方法:インターネット調査
・調査機関:株式会社 H.M.マーケティングリサーチ

調査元

〒107-6322 東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー
代表取締役社長:水島正幸
広報室TEL:03-6441-6161
※調査機関:株式会社 H.M.マーケティングリサーチ

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