Twitterアンケートとは？

Twitterにはアンケート機能がついているのを知っていますか？

文字通り自分のTwitterアカウントでユーザーにアンケートを取ることが出来る機能です。
選択肢は2～4つで設定でき、投票期間も5分から最大7日まで1分単位で細かく指定することが出来るため、様々な使い方をすることが出来ます。
またフォロワーでなくともアンケートを見かけたユーザーは誰でも投票することが出来ます。

Twitterアンケートの使い方

質問や選択肢の設定

まずツイート作成画面を表示します。
PCの場合、下部にあるアイコンの中から、棒グラフような形のアイコンをクリックします。
以下の写真を参照。

アンケート作成画面になります。
選択肢は以下の写真の「＋」をクリックすると4つまで増やすことができます。

一つの選択肢は25文字までです。文字数が多い選択肢は作成できない場合があります。
その場合はアンケートの選択肢の文字を増やすのではなく、同時に投稿するテキストに注釈をつけるなどして対応しましょう。

投票期間の設定

選択肢の作成が終わったらアンケートの投票期間を設定しましょう。
Twitterのアンケート機能は最短5分〜最長7日まで1分ごとに設定することが出来ます。

1週間以内であれば、ほとんどいつでもアンケートの期限をつけることが出来るので、アンケートの目的に合わせて設定しましょう。

結果の表示

投票した人は投票期間以内であっても、それぞれ選択肢の割合を見ることが出来ます。
下には残りの投票時間が書いてあります。

投票期間が終了したアンケートはこちらの公式のTwitter Japanの様に表示されます。

みなさんのアカウントには新しい投票機能が入りましたでしょうか？まだの方は、数日中に追加されるはずですので、もう少々お待ちください。
投票機能はこんな風にご利用いただけます。

好きなのは…

— Twitter Japan (@TwitterJP) October 22, 2015

Twitterアンケートの機能

誰でも回答可能

Twitterアンケートは投稿アカウントが非公開にしていなければ、フォローの有無に関わらず誰でも投票することが出来ます。
フォロワーに限ってアンケートを行いたい場合は一度非公開の状態にして、アンケートを取る必要があります。
なおTwitterのアンケートでは、投票した人が誰なのかは開示されないので、気にせず本音で回答できます。

リアルタイムで更新される

また投票結果は投票が行われた瞬間に、リアルタイムで更新されていきます。
そのため数日間かけるアンケートの場合、途中結果を参考にしつつ運営することもできます。
例えば7日間のアンケートで、1日ごとに途中結果を控えることで、途中結果では優勢だった選択肢が終盤にかけてラストスパートする場合なども把握する事が出来ます。
リアルタイムで追う事でより細かな情報をアンケートで収集することも出来ます。

割合や投票数の表示

投票結果は、アカウントが非公開でない場合、投票期間中であれば投票完了後に表示され、投票期間が終了している場合は全ての人が見ることが出来ます。

総投票数だけではなく、個々の選択肢の投票割合が表示されます。
どの選択肢が多いかだけでなく、選択肢の選ばれている率の差を見ることも出来ます。

Twitterアンケートを使うメリット

ユーザーとコミュニケーションが取れる

Twitterなどのソーシャルメディアは一般的なWebメディアと比較して、ユーザーとコミュニケーションがとれるという大きな特徴があります。
一般的なメディアでは企業からの一方的な情報発信しかなく、ユーザーへのインプレッションやリーチ数はわかっても、リアクションがわかりません。
一方で、Twitterのアンケート機能を使うとユーザーにリアクションを促し、コミュニケーションを取ることが出来るので、企業やサービスに対してのよりコアなファンを作る事が出来ます。

ニーズや商品の感想などの情報を手軽に収集出来る

Twitterアンケートの最大のメリットといっても過言ではありません。
先述した様にコミュニケーションを取りユーザーがリアクションをしてくれる様になれば、企業の商品の感想やユーザーのニーズに対してのアンケートで調査することも出来ます。
Twitterアンケートは無料で数分で作成でき、回答期限も細かく設定できるため、汎用性は高いです。

さらに選択肢を工夫し、第三者の率直な意見を聞くことが出来るため、新規のサービスや事業企画の際やマーケティングの際の手助けにもなります。

間接的に商品・サービスのPRができる

またTwitterアンケートを使うことで、自社の製品やサービスをPRすることも出来ます。
具体的な例を使って解説します。

新商品開発で、そのネーミングやパッケージデザインについてTwitterアンケートで意見を聞く場合、「新商品を販売予定です。商品名はAとBどちらが良いと思いますか？」とアンケート付きツイートを発信します。

その場合、アンケート付きツイートを見たユーザーは「今度新商品が販売されるんだ！」と認識出来ます。
新商品のネーミングなど、アンケートに答えてくれる人はコアなファンでもあるため、新商品の告知をアンケートに付属する事で期待感などを煽る事が出来、効果の高いPRになります。
またTwitterアンケートは、投票数から期待度もわかり、そのエンゲージメントを見る事で製品やサービスの認知度がどのくらい高まったかも把握する事も出来ます。

Twitterアンケートを使うことで製品やサービスをPRできるのは大きなメリットです。

ここまでみた様にTwitterアンケートには様々なメリットがありましたが、一方でデメリットもあります。

Twitterアンケートを使うデメリット

記述式のものは収集できない

Twitterアンケートでは選択肢は25文字しか記入できず選択式のアンケートしかないため、複雑なニーズ・意見の収集はできません。
そのため0からの本格的なリサーチは出来ないと考えておきましょう。

複数回答することができない

また、Twitterのアンケートは複数の回答をする事が出来ません。
そのため回答者には、「4つの中から好きなもの2つを選ぶ」などのアンケートは取れないという制限が少しあります。
Twitterのアンケート機能を使い始めた際に稀にこのことを知らずに失敗するケースもあるので、あくまで選択肢の中から1つだけを選ぶアンケートしか作れないことを把握しておきましょう。
意図しないアンケートになってしまわない様、注意しましょう。

対象を絞ることができない

そして、Twitterアンケートでは回答対象者を絞ることができません。
例えば回答者を男性に絞るために「男性に質問です！」などとテキストで補足することはできます。
しかし対象外の女性が結果を見たいために適当な選択肢を回答してしまう可能性もあり、回答結果が反映されてしまうと精度が下がってしまいます。
また、そもそも回答者はアンケート作成側にも匿名なので、実際に男性のみの回答なのかもわかりません。

現状回答者を絞る機能はないのですが、先述した様にターゲットを絞るとテキストで補足した際に、「結果を見たいだけ」などのボタンを設置することで、対象外の人は結果を見るために回答しても結果には反映されなくすることもできます。
100%ではないですが、より確実な結果を得られる策として知っておくと役立つやり方かもしれません。

Twitterアンケートの活用方法

実際にTwitterアンケートをビジネスに活用する方法をいくつか解説します。

商品やサービスの宣伝

メリットの部分でも触れましたが、商品やサービスのPRを兼ねたアンケートを作成する事が出来ます。
先述した様に、アンケートにテキストで新発売の告知を入れておくなどの方法の他に、アンケートの投票期間が終了すると回答者に結果が通知される機能を使った方法があります。
例えば、アンケートはなるべく多くの人に回答してもらえる様な内容にしておき、投票期間終了で通知が行ったタイミングで再度新商品のPR投稿などをしておく方法です。
アンケートの結果が反映された投稿であれば、回答したユーザーは高い確率で再度目に入れるため、購買行動の後押しに繋げる事が出来ます。

リサーチ

また、Twitterアンケートをマーケティングリサーチとして使うこともできます。
先述した様にTwitterのアンケートは質問と選択肢の内容を工夫することで、企業の商品の感想やユーザーのニーズに対してのアンケートで調査することが出来ます。
複雑なリサーチは出来ませんが、新商品のネーミングや商品のカラー、キャッチコピーなどの最終決定の際に、ユーザーの反応をリサーチして決定する事が出来ます。
他にも販促用キャンペーンなどの内容を事前にリサーチして、費用対効果の高いであろうものを選択する時も役に立ちます。
Twitterアンケートはビジネスにおいてより精度を高める様な意味合いで使うと効果的です。

コミュニケーションとして

そしてTwitterの投票機能の活用が効果的なプロモーションである理由は企業と顧客とのコミュニケーションにあります。
コミュニケーションの重要点は「ユーザー側からアクションを起こしてもらうこと」です。
アクションを起こしてくれるほどのファンがどれほどいるかが重要です。

仮にフォロワーが1万人の企業アカウントでも、アンケートの際に回答者数が300人もいなければ、Twitterでの広告効果は高くない事が予想できます。
一方でフォロワー数が5000人でもアンケートの回答者数が2500人なのであれば、実際に新商品などをPRした際にも購入やリツイートなどのアクションを起こしてくれる可能性がある事が予想できますよね。
この様にしっかりとコミュニケーションを測っておく事でTwitterの宣伝効果を高める事が出来るのです。

Twitterアンケートをうまく活用する事で、ただのフォロワーではなく、商品やサービス・企業そのもののファンとなってもらうためのコミュニケーションが取れるのも、Twitterアンケートのビジネスに活用できる使い方です。