2020年シニアの仕事に関する調査

2020年シニアの仕事に関する調査

2020年3月31日、参院本会議で厚労省により提示された高年齢者雇用安定法などの改正案が賛成多数で可決されました。これにより2021年4月から、企業に対して希望者であれば70歳までその就業を確保するという努力義務が課せられます。ちなみに現在は希望者を65歳まで雇用するのが義務となっていますが、21年4月からは努力義務ではあるもののそれが70歳までに延びるということです。また、雇用以外に別会社への再就職やフリーランス契約への支援なども選択肢として認められることとなります。このニュースを聞いて、多くの人が不安を感じたのではないでしょうか。いつまで働かなくちゃいけないんだという漠然とした不安、若い人にポジションが回ってこないんじゃないかという不安はもちろん、規模を縮小したい企業であれば給与を出し続けられだろうかという不安もあるはずです。
実際シニア層は働くことに関してどんな希望や意欲を持っているのか、以下、株式会社ネオマーケティングによる調査結果です。
60歳以上の男女とその手前の世代である40〜50代にも調査を行っています。

調査概要

(以下、株式会社ネオマーケティングによる独自調査レポートから抜粋。)

近年、働き方改革に関する議論が活発となり、様々な企業で、残業を減らす取り組みやリモートワーク導入などの改革が進んでいます。政府主導の働き方改革実現会議で決定された計画、「働き方改革実行計画」では、高齢者の就業促進も記載されていますが、実際に高齢者の働き方も変化しているのでしょうか。そこで今回は、全国の40歳~59歳と60歳以上の働く男女1000人に対し「仕事」に関する調査を行ない、2016年・2018年の同調査と比較しました。

調査レポート目次

・調査背景
・調査概要
・「2020年シニアの仕事に関する調査」主な質問と回答

調査レポートまとめ

◆現在、勤務先に対して求めるものは?

◆60歳からの理想の雇用形態は?

最も多い回答は「正社員」48.4%。40~59歳は57.8%、60歳以上は39.0%が回答。
一方で「雇用形態は問わず働きたい」と回答した方は全体で8.5%に。わずかではあるが、過去の同調査と比較して増加傾向にあることが判明。

◆現在、勤務先に対して求めるものは?

40~59歳は1位「給与」89.8%で、2016年2018年の結果と比べて最も多い結果に。60歳以上は3位に初めて「給与」がランクインして70.6%に。

◆現在の仕事の満足度は?

40~59歳が39.8%、60歳以上が58.0%で、18.2ポイントの差。60歳以上の方が満足度の高い結果に。
どちらの年代も2018年の結果と比較して満足度は増加。

※詳細はURL内からダウンロード申請可能。

調査方法

・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の40歳以上の働く男女を対象に実施
・有効回答数:1000名(40歳~59歳・60歳以上の男女:各500名)
・調査実施日:2020年2月16日(日)~2020年2月17日(月)
・前回調査:2016年1月29日(金)~2016年2月1日(月)、2018年2月16日(金)~2018年2月18日(日)

調査元

〒150-0036
東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
TEL 03-6328-2880
https://www.neo-m.jp

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