シニアの関心に変化。男性は”家”へ、女性は”外”へ

~男性は「お菓子」「冷食」など食品系、女性は「メイクアップ品」への関心が上昇~
シニアの関心に変化。男性は”家”へ、女性は”外”へ

アクティブシニアという言葉もよく聞きますが、一括りにシニアと言っても男女や環境によってもちろん違いはあるはずですよね。
このたび株式会社ビデオリサーチがシニアを対象とした基本レポートと、関心商品とメディア接点にテーマを絞ったレポートを発表しています。
過去5年間と比べた際の男女別の関心事の上昇率を見ると、男性の5位に「お菓子」があったりと面白い結果が見て取れます。”上昇率”ですから、女性がお菓子へ関心がなくなったわけではないと思いますが、生活スタイルの変化が背景にあることはうかがえます。

調査概要

(以下、株式会社ビデオリサーチによる調査レポートから抜粋。)

株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区、社長:望月 渡)は、今年で5回目となる「Senior+/ex(シニアプラスエクス)サマリーレポート2019」基本編と、テーマレポート編「シニアの関心商品とメディア接点」を発刊しました。そのデータを一部紹介します。なお、この分析にあたっては、当社のシニア研究チームであるひと研究所 VRエイジング・ラボ が監修しています。

調査レポート目次

調査レポートまとめ

関心上昇率ランキング(※2019年の関心率が男性25%以上、女性30%以上の商品カテゴリから、2015年→2019年の関心上昇率でランキング)

2015年からの5年間でシニア層の関心が上昇した商品カテゴリをみると、
(※2019年の関心率が男性25%以上、女性30%以上の商品カテゴリから、2015年→2019年の関心上昇率でランキング)

*男性
1・調理済み冷凍食品 +13.4pt
2・スマートフォン +9.5pt
3・主食(米・パン・パスタ等) +9.3pt
4・お茶・ミネラルウォーター等の無糖飲料 +8.2pt
5・お菓子 +7.5pt

*女性
1・柔軟仕上げ剤 +11.4pt
2・調理済み冷凍食品 +11.3pt
3・ベースメイク化粧品(ファンデーションなど) +11.3pt
4・ポイントめいく化粧品(口紅・リップグロス、マスカラ、アイライナー、アイシャドウなど) +8.7pt
4・主食(米・パン・パスタ等) +8.7pt

という結果に。

シニアの関心商品カテゴリの中から、女性で上昇率の高い「ポイントメイク化粧品」、男性で上昇率が高い「お菓子」、男女ともに関心度・上昇率の高い「調理済み冷凍食品」 、若年層に比べシニアの関心が高い「国内旅行案内」をピックアップし、そのメディア接点をみると、どの商品カテゴリもインターネットからの情報取得がこの5年間伸びています。

特にネットの活用が多い詳細情報収集時での利用ソースをみると、どの商品も公式・オフィシャルな情報を提供している「企業・ブランドのサイト」が最多。この傾向は5年間変わっていません。
一方、若者にとって日常的なコミュニケーションツールである「SNS」は、シニアではどの商品カテゴリも5%以下とまだまだ低い利用率にとどまっています。しかし伸び率は大きく、2015年のスコアを基点にすると、2019年は「ポイントメイク化粧品」は2.0倍、「調理済み冷凍食品」は5.8倍、「お菓子」は2.3倍、「国内旅行」は2.1倍の伸び率でした。

詳細はレポートに記載
https://vr-datacity.jp

調査方法

【データソース:senior+/ex】
・調査方法:訪問による調査対象者説得、電子調査表による調査
・対象者抽出方法:エリア・ランダム・サンプリング
・対象者条件:12〜74歳男女
 ※12〜69歳は「ACR/ex」、70〜74歳は「Senior+/ex」より抽出。
・調査エリア:東京50km圏
・調査時期:2015年/2016年/2017年/2018年/2019年 4〜6月調査
・サンプル数:(2019年調査時点)55〜74歳 1,507s

調査元

〒102-0075 東京都千代田区三番町6-17
代表:望月渡
問い合わせ先:(株)ビデオリサーチ コーポレートコミュニケーション室 03-5860-1723 info@videor.co.jp

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