食品ロスが日本で大きな問題になっていることは多くの人が知っていると思います。ぱっと思い浮かぶのはコンビニでの消費期限切れ食品の廃棄や、飲食店で出される残飯などでしょうか。飢餓に苦しむ人がいる一方で、大量の食料が今日も捨てられていることに心が痛みますね。世界と比べたときだけでなく日本国内においても貧富の差はありますし、誰にとっても身近な問題です。さらに廃棄のための費用や場所の確保、世界の人口増加に伴う食料不足の懸念など課題がたくさん。まずは人々が食品ロスをどう捉えているのか、気になる調査結果です。
調査概要
(以下、株式会社ネオマーケティングによる独自調査レポートから抜粋。)
総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2020年4月24日(金)~2020年4月26日(日)の3日間、20~69歳の男女1000人を対象に「食品ロス」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛を受けて、家庭でご飯を食べる機会が増え、以前よりも農産物を身近に感じる機会も増えたのではないでしょうか。他方で、営業自粛や学校の休校等で「食品ロス」の問題が注目されました。食品ロスについてはSDGsとの関わりも深く、大手コンビニエンスストアをはじめ、「食品ロス」の削減を目的としたプロジェクトに取り組んでいる企業もあります。
調査レポート目次
・調査背景
・調査概要
・「農業に関する意識調査」主な質問と回答
調査レポートまとめ
◆「食品ロス」についてどう思うか?:8割以上が改善すべきだと思っている!
「改善すべきだと思う」「まあ改善すべきだと思う」と回答したのは男女ともに8割を超え、多くの人が「食品ロス」に対する改善の必要性を感じていることが分かった。
◆あなたの普段の行動は?:約5割の方はついつい買いすぎてしまうことがある!
「ついつい買いすぎてしまう」ことが「よくある」「たまにある」方は男性43.8%、女性58.6%となり、買い物の際の意識改革が今以上に必要であろう。
◆あなたが「食品ロス」を防ぐために意識していることは?:半数以上はある!
「食品ロス」を防ぐためにしていることが「ある」と回答した方は男性52.4%、女性63.4%という結果となった。半数以上の方は意識して食品ロスを防ごうとしていることが分かったが、今後「食品ロス」の問題がより認知され、食品ロスを防ぐための意識的な行動がさらに増加することを願いたい。
また、フードシェアリングとは、余った食品を有償または無償でほしい人に提供する様々なサービスのことです。フードシェアリングの利用経験についてお聞きしたところ、「利用したことがある」と回答した方は、全体では10.0%にとどまりました。
ドギーバックとは主に海外で活用されている、外食時に食べきれなかった食事を持ち帰るための容器や袋のことです。全体では74.5%、男性76.4%、女性72.6%の方が「利用したことはない」と回答しています。
(詳細はURL参照)
調査方法
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20~69歳の男女を対象に実施
有効回答数:1000名
調査実施日:2020年4月24日(金)~2020年4月26日(日)
調査元
〒150-0036
東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
TEL 03-6328-2880
https://www.neo-m.jp