コロナ禍でストック増?「トイレットペーパーに関する調査」

品薄になったトイレットペーパー、家庭でのストック数は増えた?~“ダブル派”が多い男性は肌触り重視、“シングル派”が多い女性は家計重視!?~
コロナ禍でストック増?「トイレットペーパーに関する調査」

新型コロナの影響でトイレットペーパーが品薄になったことはまだ皆さんの記憶に新しいことと思います。実際は生産ストップなどは起こっていないのにそのようなデマが流れたちまち連鎖反応により市場から一気に消えてしまう、、人間心理の恐ろしさも垣間見ました。スーパー、ドラッグストア、コンビニ、どこにもトイレットペーパーがなく、自宅のトイレで残り少ないトイレットペーパーを眺めてハラハラした方も多いのではないでしょうか。毎日の必需品が品薄になるとあんなに困るのかと改めて実感しましたね。それ以降、流通が元に戻ってもなんとなく不安に駆られていつもよりも多めに買ってしまうという方もいるのではないでしょうか?実際に購買量は増えているのか?気になる調査結果が発表されています。

調査概要

(以下、株式会社プラネットと株式会社ネオマーケティングによる共同調査レポートより抜粋)

国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)と総合マーケティング支援を行う株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は共同調査を行いました。トイレットペーパーに関する意識調査の結果をご紹介します。

調査レポート目次

調査レポートまとめ

品薄後、トイレットペーパーのストック数はどう変わった?

暮らしに欠かせないトイレットペーパー。新型コロナウイルス流行の影響で一時期店頭で品薄になったことでも注目されました。今回は「トイレットペーパー」をテーマにアンケートを行い、ふだん使っている紙タイプやキープしているストック数などを調べ、外出自粛生活による消費量や買い方の変化についても探りました。

はじめに、自宅で使用しているトイレットペーパーの紙タイプを聞きました。すると、「シングル」と「ダブル」が共に40%台でほぼ拮抗しつつ、“ダブル派”がやや上回る結果に。男女別では、男性は「ダブル」のほうが、反対に女性は「シングル」のほうが高くなりました。ダブルは二重の分だけ厚みがあり、一方でシングルは長さがダブルの2倍あるため消費量を抑えられます。男性はぜいたくだけれど安心感のある“ダブル派”、女性はコストパフォーマンスのいい“シングル派”が多いようです。

今度はトイレットペーパーを自分で購入している人に、自宅でトイレットペーパーを何ロール程度ストックしているかを聞きました。常時、最低で何ロールストックしているかを聞くと、最も高かったのが「9〜12ロール」。12ロール入りのパックを開けて使い始めたら、買い足しにいくという人です。しかし、性年代別ではかなり傾向が違いました。年代が低いほどストック数が少なく、年代が高くなるにつれて多くなっています。20代では、「1〜4ロール」と答えた人が男女ともに3割を超え、「0ロール(ストックなし、なくなったら買う)」も男性では6%。これに対し、70代以上では「25ロール以上」が下の年代に比べて高く、女性ではなんと2割を超えていました。

新型コロナウイルス感染防止のため、多くの人が在宅中心の生活を経験しました。その影響で自宅でのトイレットペーパーの消費量や購入頻度がどう変わったかを調べました。すると、「(消費量が増えたため)購入量・頻度が増えた」は2割に迫り、女性ではさらに高く、2割を超えました。「品薄で手に入りにくく、メーカーや銘柄を変えた」も、女性は男性の2倍います。一方で「消費量・買い方は特に変わらない」は、男性が大きく上回りました。

(詳細はURL参照。ダウンロードも可能)

調査方法

株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「トイレットペーパー」に関する意識調査を実施。
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査期間:2020年5月19日~21日
・有効回答数:4,000名

■株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/ 
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

調査元

・株式会社プラネット
〒105-0013
東京都港区浜松町1-31 文化放送メディアプラスビル3階
Tel. 03-5962-0811
https://www.planet-van.co.jp

・株式会社ネオマーケティング
〒150-0036
東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
TEL 03-6328-2880
https://www.neo-m.jp

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