Zenly 「自宅滞在率」都道府県別ランキング/世界国別比較発表

GW中のコロナ感染防止に最も努めたのは、自宅滞在率約78%の「北海道」/世界国別比較 平均値トップは「ニュージーランド」 日本も世界平均を上回る結果
Zenly 「自宅滞在率」都道府県別ランキング/世界国別比較発表

世界各国で新型コロナウイルスの影響により自宅滞在時間がぐんと増えました。よく「日本は罰則がないのに自粛しててエライ」というような論評を耳にしますが、果たして本当に日本では多くの人が”ステイホーム”していたのでしょうか?自宅滞在率について他国と比較できる調査結果が発表されました。感染拡大とその防止策のピークは国によって違うため、同じ時期で切り取って一概に結論づけることは難しいでしょうが、一つの指標になります。

※以下の調査期間は2020年3月1日〜5月17日であることにご注意ください。

調査概要

(以下、Zenly社による独自調査レポートから一部抜粋。)

Zenly社(本社:フランス、パリ)は、リアルタイムの地図で友達や家族と楽しめるコミュニケーションアプリ「Zenly」における「自宅滞在チャレンジ」のデータを応用した、各都道府県や国別の「自宅滞在率」を発表します。
今回は日本で緊急事態宣言が発令された前後の国内の自宅滞在率の推移や国別のランキング、さらに、ゴールデンウイーク期間中における日本の都道府県別の自宅滞在率ランキングTOP5について、Zenlyユーザーの自宅滞在率をもとに調査を行いました。

調査レポート目次

① 都道府県別「自宅滞在率ランキング」TOP5
② 世界国別「自宅滞在率」比較

調査レポートまとめ

世界国別「自宅滞在率」

Zenlyでは、全国47都道府県の中から、人口の多い上位9都市を対象にゴールデンウイーク(2020年5月4日~5月10日)期間の都道府県別「自宅滞在率ランキング」を調査しました。

1位となったのは、2月中旬ごろから感染が広まり、2月下旬に独自に緊急事態宣言を発令した北海道です。トップ5 はいずれも自宅滞在率が76%以上となっており、ゴールデンウイーク期間も、平均して1 日のうち4 分の3を自宅で過ごし、不要不急ではない外出は避けていた様子がうかがえます。一方、東京都は上位5 都市と約10%の差がつく67%となりました。

まず日本では、志村けん氏の新型コロナウイルス感染が公表された3 月13 日から徐々に自宅滞在率が増加しています。他国と比べて大きく異なる点は、4 月7 日に発令された政府による緊急事態宣言発令前後の数値が大きく変化していないことです。日本では行動制限が外出による罰則を伴わなかったことに加え、緊急事態宣言発令前から政府が強く外出自粛を呼びかけており、もともと外出自粛に対する意識は高く、3 月当初から自宅滞在率は70%前後と高い水準を位置していました。その後も自宅滞在率は上がり、緊急事態宣言当初の期限であったゴールデンウイークの最終日、5 月6 日には調査期間で最も高い83.42%という数値を記録しました。

中国は、1月~2月にかけて感染拡大のピークが訪れたと言われており、他の4か国に比べてピーク到達が早かったことから、本調査期間の3 月1 日の79.87%を境に、自宅滞在率は徐々に下がる傾向にあります。

アメリカは、トランプ大統領により3 月13 日に国家非常事態宣言が発令されたことで、発令当日の自宅滞在率は62.27%だったのに対し、その翌日には72.09%を記録し、急激に数値の変化をもたらしたことがわかりました。

フランスでは、3 月12 日の大統領の演説で全ての学校が翌週から閉鎖されることが決まり、3 月14 日には飲食店が閉鎖されました。その結果、自宅滞在率は、3 月13 日 が56.52%、3 月14 日 には65.95%、そして3 月15 日には73.14%と、この3 日間で15%以上も自宅滞在率が増加しています。

最後に、感染拡大を抑え込んだ成功例として注目されているニュージーランドです。2 月28 日に同国初の感染者が確認された時点で入国禁止国を拡大し、さらに3 月19 日には自国民や永住権保有者以外はどの国からも入国を禁止するなど、スピーディーな決断を下したことが特徴的です。その結果、海岸や子どもの遊び場、オフィス、学校が閉鎖され、バーやレストランはテイクアウトや宅配も含めて営業禁止となった3 月26 日から、ロックダウンのレベルが引き下げられた4 月28 日までの約1ヶ月の間、自宅滞在率は約90%となり、他国に比べてもかなり高い水準を記録しました。

(詳細はURL参照)

調査方法

「Zenly」における「自宅滞在チャレンジ」のデータを応用。

*「Zenly」
友達や家族で楽しめるリアルタイムの地図アプリ
https://zen.ly/

*「自宅滞在チャレンジ」
自分とアプリ上でつながっているユーザーがどれだけの時間自宅に滞在していたのかが確認できる機能で、ユーザー間の自宅待機時間を反映したデータがランキング形式で表示される。

調査元

https://zen.ly/ja
問い合わメール:press@zen.ly

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