犯罪、世界情勢、感染症、不景気など様々な社会不安に対して女性は一般的に敏感に反応するイメージがあります。家族の健康を守るという意識の現れかもしれません。今回の新型コロナウイルスに関する意識調査は、対象を50〜85歳の女性に限定したものです。50代〜の女性をターゲットとした雑誌の出版や通販事業を手掛ける企業が実施しました。雑誌であれば読者層に一定の傾向もあるかもしれませんが、意外と前向きに捉えている人もいるようです。※この調査は3月に行われたものであることにご留意ください。
調査概要
(以下「ハルメク 生きかた上手研究所」および株式会社ハルメク・エイジマーケティングによる合同調査レポートから一部抜粋。)
販売部数24.8万部を誇るシニア女性誌部数No.1(※1)の「ハルメク」は、長年シニア女性のインサイトについて調査・分析を行ってまいりました。ハルメクを発行する株式会社ハルメク(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮澤孝夫)が運営する生きかた上手研究所は、株式会社ハルメクエイジマーケティング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木船信義)と合同で、50~85歳のシニア女性520名を対象に「新型コロナウイルスに関する意識調査」をwebアンケートにて実施いたしました。
(※1)日本ABC協会発行社レポート24.8万部(2019年1月~6月)
調査レポート目次
・調査サマリ
・調査結果
・専門家の見解
・調査の背景
・調査概要
調査レポートまとめ
■8割のシニア女性が新型コロナウイルスに不安を感じている
「不確実な未来に対する不安」が主な原因
⇒「不安である」「まあ不安である」と回答したのは約8割
⇒「いつ流行が落ち着くのかわからない(90.4%)」といった、不確実な未来に対する項目が多かった
■金銭的な不安を感じているシニアはたったの1割。節約志向はみられない
⇒「金銭的な不安」は10.6%にとどまった
⇒「支出は減りそうだと思う」と回答したのは15.2%で、新型コロナウイルスがきっかけによる節約志向は今の所みられない
■気をつけているのは「情報におどらされないようにすること」と「免疫力をあげること」
⇒新型コロナウイルスによる現状況の中、心がけていることの第一位は「情報に踊らされないようにする(68.8%)」、第二位は「免疫力をあげる(64.8%)」だった
■モノよりコト消費への影響が大きい
⇒半数以上のシニアが、予定していたイベントなどがキャンセルになったことがわかった
■コロナショックへの悲観は大きいが、前向きに考える希望の声も
⇒「幸せだけど不安(現実的なしっかりさん)」が68.7%と最も多い
⇒「幸せで不安はない(なんとかなる前向きさん)」が18.8%と、前向きに考えるシニアもいる
(詳細はURL内を参照)
調査方法
調査の方法:webアンケート方式
調査の対象:50~85歳の女性
有効回答数:520名
調査実施日:2020年3月17日~20日(オリンピック開催延期発表前、緊急事態宣言発令前)
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
調査元
株式会社ハルメク
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂四丁目1番1号
TEL:03-3261-1301
株式会社ハルメク・エイジマーケティング
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目2−31 ヒューリック神保町ビル 5階
TEL:03-3261-1363