営業活動のリモートワークに関する調査結果を発表。約8割が「生産性が上がったとはいえない」。ツール導入後は「オンライン商談や社内間の意思疎通」が課題に

営業活動のリモートワークに関する調査結果を発表。約8割が「生産性が上がったとはいえない」。ツール導入後は「オンライン商談や社内間の意思疎通」が課題に

新型コロナウイルスの影響で、新たな勤務スタイルとして根付きつつあるテレワーク。通勤時間がかからず満員電車のストレスもないことで、気に入っている方もいると思います。他の人たちはどう感じているのでしょうか。以下は7都府県に緊急事態宣言が出される前の4月の調査ですのでご留意下さい。より本格的なテレワーク体制が構築されれば感想や課題も違ってくるかもしれませんね。
なお、テレワークは”離れた場所で働く”、リモートワークは”遠隔で働く”、という意味合いで、ほぼ同義で使われています。テレワークは特に国が提唱している言葉なのでよく耳にします。厳密には、リモートワークはITエンジニアやWebデザイナーが各自ITツールを通じて情報共有しチームとして1つのプロジェクトを進めていく、という意味で使われているようですが、現状、2つの言葉はそれほど大きな差は無いと考えて良さそうです。

調査概要

(以下、株式会社マツリカによる独自調査レポートから抜粋。)

株式会社マツリカは、 企業の営業活動のリモートワークに関する調査を実施しました。
新型コロナウイルス感染症対策として、 企業のリモートワーク(テレワーク)が推奨される中で、 従来対面や訪問での活動が主であった営業活動にも、 リモートワークの必要性が生じています。 本調査は、 企業が抱える営業活動のリモートワークに関する現状と課題の把握を目的としています。

調査レポート目次

調査レポートまとめ

リモートワークでの営業活動を行う中で、課題に感じていることは何ですか。(複数選択可、回答者数207人)

1)約9割の人が「Web会議ツール」を使用。 商談の機会数が減少傾向にある中、 対策としてオンライン商談に取り組む営業組織が多い。
また、 営業活動のリモートワークで使用するツールとして、 最多は「Web会議ツール(87.7%)」、 次いで「チャットツール(66.8%)」となりました

2)営業活動のリモートワークの課題は「オンラインでの商談や社内会議での意思疎通」が最多。 経営・管理者層と担当者層間で、 課題意識の差異が明らかに。
一方で、 回答者層別の集計では、 経営・管理者層では「オンラインでの商談や社内会議での意思疎通(44.4%)」がトップですが、 営業担当者層では「他部署との連携(38.7%)」に課題を抱える人が最も多く、 役割によって課題意識に差があることが分かりました。

3)営業活動をリモートワークで行う中で、 76.7%の人が「生産性が上がったとはいえない」。
また、 営業活動のリモートワークについて、 良かった点、 困っている点(自由記述) では、 下記の回答が多く見られました。
【良かった点】
・時間の有効活用ができる
・作業を遮られることが減り、 業務に集中できるようになった
【困っている点】
・リモートワークを行う設備が不十分(自宅でのインターネット接続環境、 所属企業のセキリュティ問題等)
・顧客がオンライン商談に対応できないことがある
・業務負担が増えた(報告業務、 連絡業務が増えた等)

(詳細はURL内参照)

調査方法

・企画・実施:株式会社マツリカ
・方法:オンラインでのアンケート調査
・対象:企業の経営者層、 営業部門の管理職・マネージャー、 営業担当者等 233名
・実施日:2020年4月20日~4月24日

調査元

〒141-0022
東京都品川区東五反田5-28-9 五反田第三花谷ビル 9F
代表取締役Co-CEO 黒佐英司
代表取締役Co-CEO 飯作供史
https://mazrica.com

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