コロナ自粛期間中はパーティ、演劇、音楽イベントなど様々な催しが中止となりましたが、プロスポーツもその一つです。試合そのものの中止や無観客試合などこれまでとは違った試みがなされ、スポーツ観戦が趣味の方にはストレスの多い日々だったことでしょう。今後は徐々に観客を入れての試合が再開されていきますがすぐに元どおりとはいきません。スポーツ観戦の新たな日常は定義されつつあります。2021年には延期になった東京オリンピックも控えていますし、今の日本にとっては非常に大きなテーマとなっています。
調査概要
(以下、株式会社ネオマーケティングによる調査レポートより抜粋)
総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2020年7月6日(月)~2020年7月7日(火)の2日間、全国の男女1000名を対象に、「コロナ禍のプロスポーツ観戦実態」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。
調査レポート目次
・調査背景
・調査概要
・主な質問と回答
調査レポートまとめ
◆プロスポーツの会場での生観戦で、感染への懸念がある項目は?
「観客席での観戦」が61.3%、次いで「声援による飛沫感染」が50.4%。
会場での生観戦ならではの活気や臨場感といったものを生み出す要素が感染への懸念要因に。
新型コロナウイルス感染症の影響で、国内のスポーツ試合が中断・延期されていた時期、日常的に行なっていたスポーツ観戦ができなくなった方たちは何をして過ごしていたのでしょうか?全体でみると「映画鑑賞」が45.5%、「音楽鑑賞」が36.8%、「読書」が35.4%と続きます。観戦方法別で見ると、現地観戦層の「スポーツ観戦(過去の試合など)」と回答した方の割合が高くなっています。特にスポーツ観戦が好きな方の中には過去の試合の映像などを見返すことで、ライブの試合を見られなくなった分を補填しようという感情が生じたことが推測できます。
観客動員が認められた後どのような方法でスポーツ観戦をしたいと思うか、7月から12月の期間で聞いてみました。観戦方法として、「現地会場での生観戦」「どちらかといえば現地会場での生観戦」と回答した方の割合をまとめました。
現地会場での生観戦と回答した方の割合は、全体的に11月をピークとして右肩上がりに高くなる傾向にあります。しかし、現地会場での生観戦を希望する方が最も多い11月でも、感染多発エリアの現地観戦層は48.0%、感染散発エリアの現地観戦層は47.2%となり、5割を下回る結果となっています。
7月~12月のいずれかの期間で「現地会場での生観戦」を希望した方に、不安に感じることを聞きました。「観客席での観戦」が61.3%、次いで「声援による飛沫感染」が50.4%と続きます。普段であれば現地会場での生観戦ならではの、活気や臨場感といったものを生み出す要素によって、新型コロナウイルスに感染する懸念を感じてしまうようです。
続いて、試合会場で実施してほしい新型コロナウイルス感染症対策について伺いました。「一定の入場者数への規制」が54.9%、「観客のマスク着用」が54.6%、「トイレ・化粧室の消毒」が48.7%と続きます。
※続きは調査データにてご覧ください。
(詳細はURL内からダウンロード可能)
調査方法
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の男女を対象に実施
・有効回答数:1000名(感染者数による割付と観戦方法による割付の4セル各250名ずつ)
※割り付け
①感染者数による割付
・感染多発エリア(2020年6月30日時点で感染者が累計200人を超えている都道府県)
・感染散発エリア(2020年6月30日時点で感染者が累計199人以下の都道府県)
②新型コロナウイルス感染症流行以前の国内プロスポーツ観戦方法による割付
・現地観戦層(「1か月に1回程度」以上の頻度で現地会場で生観戦していた方)
・映像観戦層(現地会場での生観戦は「1か月に1回程度」未満、映像では「1か月に1回」以上の頻度で見ていた方)
・調査期間:2020年7月6日(月)~2020年7月7日(火)