新型コロナ禍におけるプロフェッショナル派遣の働き方の変化実態調査

約8割が在宅勤務を含む勤務形態に変化、約3割がフレックスタイムなど勤務時間の柔軟化
新型コロナ禍におけるプロフェッショナル派遣の働き方の変化実態調査

コロナ禍において多くの企業で在宅勤務という働き方が推進されています。行政からの協力要請に応じる意味でも、従業員の安心の意味でも、在宅勤務は今後さらに注目が集まりそうですが、中小企業を中心に在宅には対応していない企業もまだまだあります。その中でも派遣社員の在宅勤務については度々その現状が話題になりました。正社員には在宅勤務を認めても派遣社員には認められない、というところもあり、その背景として、機密情報の取り扱い、自宅作業用のパソコンやネット環境の整備、契約内容の変更、などの課題があるとされてきました。ただ、コロナの流行が長引いている現在、派遣社員の在宅勤務率も上昇しています。従来設けられていた勤務場所についての制約も厚労省が緩和するなどの措置が取られたことも一因でしょう。

派遣社員だけでなく、子育てや親の介護をしている従業員にとっても在宅勤務は働きやすい形態のひとつです。在宅勤務にも、ストレスやコミュニケーションなどでまだ課題があり、全てにおいて優れているわけではないでしょうが、働き方の選択肢の一つにあると救われる人も多いのではないでしょうか。コロナの一日も早い収束をみんなが願っていますが、収束後も、多様な働き方のために在宅勤務の選択が認められる社会であって欲しいものですね。

調査概要

(以下、エンワールド・ジャパン株式会社による調査レポートより抜粋。中略あり。)

日本最大級のグローバル人材に特化した人材紹介会社 エンワールド・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ヴィジェイ・ディオール)は、現在プロフェッショナル派遣として働いている方を対象に派遣の実態についてのアンケートを行い、256名*から回答を得ました。
*現在、エンワールド・ジャパン以外の派遣会社で働いている方の回答を含みます。

●プロフェッショナル派遣とは
専門分野への優れたスキルや熟練した経験をもち、即戦力として活躍できるプロフェッショナル人材の派遣です。エンワールド・ジャパンのコントラクトプロフェッショナルズでは、経理、人事、採用、法務、マーケティング、エンジニア、物流、秘書など、様々な職種の専門家を派遣しています。

調査レポート目次

・調査結果 概要
・結果解説
・調査結果 詳細

調査レポートまとめ

【図1】現在どの様な勤務形態で働いていますか。

1. 37%が完全在宅勤務、42%が在宅勤務とオフィス勤務の両方で勤務

現在、プロフェッショナル派遣として働いている方にどの様な勤務形態で働いているか伺いました。37%が「在宅勤務」、42%が「在宅勤務とオフィス勤務の両方」と回答、オフィス勤務しているのは21%に留まりました。在宅勤務をしている方の95%が、新型コロナの影響で在宅勤務を開始したと回答しました。

2. 86%が「今後も在宅勤務を継続したい」。新型コロナ感染対策以外の理由も多数

前問で「在宅勤務」「オフィス勤務と在宅勤務の両方」と回答した方に、今後も在宅勤務を継続したいと思うか伺ったところ、86%が「そう思う」(とてもそう思う、ややそう思う)と回答しました。具体的な理由を伺ったところ、新型コロナ感染対策以外に様々な理由が挙げられました。

3. 新型コロナの影響で、 6割が働き方に変化。3割は勤務時間が柔軟化。

新型コロナの影響で、働き方や待遇に変化があったか伺ったところ、61%が「変化あり」と回答しました。(時給2500円以上:59%、時給2500円未満:62%)働き方の変化で最も多かったのは「在宅勤務」(同:88%、77%)、次いで「勤務時間の柔軟化(フレックスタイム制の導入など)」(同:27%、32%)でした。

(詳しくはURL参照)

調査方法

調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:256名
調査実施期間:2020年10月2日~10月8日
年齢:20代 3%、30代 20%、40代 36%、50代 35%、60代以上 6%

調査元

【問い合わせ先】
エンワールド・ジャパン株式会社 広報担当
Email : enworld-pr@enworld.com
東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン12階
TEL:03-4578-3521

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