WebマーケティングにおけるCookie利用制限の影響を調査。

「関心あり」が9割以上、6割超で「計測ツールの再検討」など対策を検討
WebマーケティングにおけるCookie利用制限の影響を調査。

cookie(クッキー)をご存知でしょうか。ITに詳しい人は当然ですが、詳しくない人でも知っているくらいよく目にする言葉になりました。cookieとは、パソコンやスマホのユーザーがサイトを訪問した時にサイト側が同じユーザーが再訪したことがわかるように、ユーザーのデバイスに残しておくデータのことです。ショッピングサイトやFacebookなど過去に一度ログインしたページを再訪した時にパスワードを入力することなくすぐにログインできるのはあなたのパソコンの中のcookieのおかげです。ユーザー側にも利点がありますが、同時にサイト運営者側もあなたの関心事や購入履歴を知ることができるためマーケティングにおいて利点があります。一方で、たとえばロックをかけていないスマホを落とした時にこのcookie機能を使って勝手に買い物をされてしまう危険性も考えられます。
2020年1月、Googleは「Chrome(クローム)」ブラウザにおいて、今後2年以内にターゲティング広告のためのCookie利用を規制する計画であることを発表しました。個人情報保護強化を求めるユーザーからの声に対応したものです。関係業界にとっては一大事ではないでしょうか。

調査概要

(以下、株式会社イルグルムによる独自調査レポートから一部抜粋。)

株式会社イルグルム(本社:大阪府大阪市北区 代表取締役:岩田 進、以下「イルグルム」)は、マーケティング効果測定プラットフォーム「アドエビス」のメールマガジン購読者103名を対象にCookie利用制限の影響に関するアンケート調査を実施しました。

調査レポート目次

・調査結果概要
・調査の背景
・調査結果

調査レポートまとめ

Q. Cookieの利用規制にちての関心度合いをお聞かせください(n=103)

1. 93%がCookieの利用規制に関心
関心度をWebプロモーション費別でみると、広告予算が300万円未満の企業では「非常に関心がある」が49.2%なのに対し、300万円以上の企業では70.5%となり、広告予算が高いほど、Cookieの利用制限への関心も高くなる結果になりました。

2. 約半数がCookie利用制限の影響を実感
具体的に影響を受けている場面(複数回答)としては、「広告の効果計測ツールで正しく計測できてないと感じたとき」(27.3%)、「リターゲティングの効果が悪くなっていると感じたとき」(22.7%)、「周囲から対策・対応を求められたとき」(22.7%))などが挙げられました。

3. 84%がCookie利用制限の対策に関心
Cookie利用制限対策への関心の高さが現れる結果となりました。

4. 65%がCookie利用制限の対策を実施・検討中
影響についての対策・解決策の実施状況については、「実施している」と答えたのは13.4%と少ないながらも、52.4%が「実施はしてないが、検討している」と回答。

5. 実施・検討中の対策は1位が「影響がない施策・ツールを検討」、2位「情報収集」
<実施・検討している施策(一部抜粋)>
・計測ツールの再検討
・CNAME追加対応
・影響のないメディアの検討 など

(詳細はURL参照)

調査方法

調査期間:2020年3月16日(月)~31日(火)
調査対象:広告運用、データ分析等の業務に関わる「アドエビスのメールマガジン購読者」103名
調査方法:インターネットによるアンケート調査

*マーケティング効果測定プラットフォーム「アドエビス」
https://www.ebis.ne.jp/?_ebx=c97e11i5ni.1589599343.7aw2hf8

調査元

大阪本社:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー13F
https://www.yrglm.co.jp/
広報担当:金 ナリ(きむ なり)
問い合わせフォーム:https://ebis.ne.jp/contact/
TEL:06-4795-7500

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