ネットリサーチの料金表で費用を調べる

ネットリサーチ会社選びをする上で、料金は最も気になるもののひとつだと思います。

正確な費用は見積りをとればわかるのですが、ネットリサーチ会社へ問い合わせをする前にどの程度かかるものなのかを知りたいことも多いのではないでしょうか。

そのようなときは、各ネットリサーチ会社のwebサイト上で料金表を見てみることをおすすめします。

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料金表とは

ネットリサーチの料金表とは、アンケートの設問数とサンプル数に応じて料金がいくらかかるのかがまとめられた一覧表のことです。

各ネットリサーチ会社の料金表は、webサイト上で公開されていることが多いと思います。
※料金表が公開されていないネットリサーチ会社もあります。

インターネット調査の費用は主に設問数とサンプル数で決まりますので、取り急ぎその2つだけ分かっていれば、料金表を見てどの程度費用がかかりそうかあたりをつけることができます。

また、設問数とサンプル数に応じて料金が変わる方式は各ネットリサーチ会社共通ですので、複数のネットリサーチ会社についてコスト面での比較をしたいときには料金表を並べて見てみると判断しやすくなるでしょう。

 

料金表の見方

料金表は以下のような形になっています。

この例では、設問数は10問から5問増える毎に、サンプル数は100サンプル毎(1,000サンプル以降は500サンプル毎)に料金がアップするようになっています。

 

【例】ミクシィ・リサーチ社の料金表 2013.12現在

ミクシィ・リサーチ料金表

(料金単位:万円)

 

仮に30問400サンプルのインターネット調査を依頼したとすると、その費用は40万円ということになります。

 

設問カウントと料金表

料金表と関連して、設問カウントの考え方をご説明します。

こちらを知っておくと、予算に合わせて設問数を調整しなければならなくなったときに役に立つと思います。

 

以下の「設問カウント例1」をご覧ください。

設問が2つあり、これは2問としてカウントされます。

 

【設問カウント例1】2問カウント

Q1.あなたは普段、朝食を抜くことがありますか?どの程度あてはまるかを教えてください。

あてはまる

ややあてはまる

どちらでもない

あまりあてはまらない

あてはまらない


Q2.あなたは普段、昼食を抜くことがありますか?どの程度あてはまるかを教えてください。

あてはまる

ややあてはまる

どちらでもない

あまりあてはまらない

あてはまらない

 

次に以下の「設問カウント例2」をご覧ください。

上記Q1とQ2をまとめたマトリクス形式の設問で、こちらは1問カウントになります。

 

【設問カウント例2】マトリクスで1問カウント

Q1.あなたは普段、朝食・昼食を抜くことがありますか?それぞれどの程度あてはまるかを教えてください。

 

あてはまる ややあてはまる どちらでもない あまりあてはまらない あてはまらない
朝食を抜くことがある
昼食を抜くことがある

 

Q1とQ2を別設問としてひとつずつ聞く必要がなければ、このように設問をまとめてしまうことで設問数を減らすことができます。

アンケートの趣旨として1問ずつ個別に聞きたい場合はこのような方法は使えませんが、費用を予算内に収めるための手段のひとつとして、複数の設問をまとめるという方法もあることを知っておくと良いでしょう。

 

【 マトリクス設問の料金について 】

ミクシィ・リサーチ社の料金表を見ると

「マトリクスは10表側で1問とカウントします。」

と記載があります。

上記の例2では「朝食」「昼食」の2項目だけでしたので1問としてカウントされますが、仮に15項目になると2問扱いになります。とにかくひとつのマトリクスにまとめてしまえば1問カウントになるというものではありませんので、その点はご注意ください。

※「10表側で1問カウント」はミクシィ・リサーチ社の場合であり、各ネットリサーチ会社で設問カウントの仕方は異なります。

 

また、「マトリクス形式にすれば同じ費用でたくさんの質問ができる」という考え方も適切ではありません。あまりに多数の項目があるマトリクス設問が続くようなアンケートは回答者に負荷がかかり、アンケート結果の品質に影響するリスクがあります。やむなく設問数調整が必要な状況でのテクニックのひとつとして考えましょう。

 

◎参考

 
◎関連

 
  ※)アンケートの設問数とサンプルサイズからどの程度費用がかかるのか計算できる無料ツールです。見積もり前に概算を調べたいときなどにご利用ください。