ネットリサーチの種類とは? おすすめのネットリサーチ会社8社を比較!

ネットリサーチの種類とは? おすすめのネットリサーチ会社8社を比較!

ネットリサーチとは?

ネットリサーチとは、インターネットを使用して行われるマーケティングリサーチのことです。多くの場合、ネットリサーチ会社は自社でアンケートモニターを保有しており、クライアントのアンケートなどの回答をモニターから得るという形式でリサーチを行います。紙面や場所の準備が不要なのでコストを抑えることができ、またインターネットを使用するのでスピーディーに結果が得られるという特徴があります。

ネットリサーチの種類

定量調査

定量調査では一度に大量の回答を得ることができます。ユーザーの満足度や使用感などを端的に知ることができます。詳細な理由や動機を探ることには不向きです。

オンライン調査

インターネットを利用して、アンケートやグループインタビューが行われる調査です。オンライン調査の最大の利点は、配信から回答の回収、集計に至るまで非常にスピーディーに行えることです。簡易なものであれば1日以内で結果を得ることも可能です。

CLT(会場調査)

CLTとはCentral Location Testの略で、 会場に対象者に集めて実施する調査です。会場では試飲・試食の準備や、CMの映像を流したりといった実験的な環境が整えられ、対象者の感想を聞いたり反応を伺う調査が行われます。対象者に食べる・飲む・見る・触れるといったアクションを起こしてもらいたい場合や、機密性の高い製品テストの段階での調査に利用されます。

HUT(ホームユーステスト)

一定の試用期間を設け、調査対象者に実際に製品を使用してもらい、感想や評価の回答を得る調査手法です。自宅で使用するためユーザーの生活になじみやすく、よりリアルな感想を知ることができます。新製品や改良品の検証を行う際などに有効です。食品・日用品・電化製品といった日常生活に使われる商品の調査や、シャンプー、化粧品、サプリメントといった一定期間使用することで効果が得られる商品の調査に向いています。

郵送調査

ハガキなどでアンケートをユーザーに送付し、回答したものを送り返してもらいます。回答者に手書きで送り返す手間がかかり、必ず返送されるという保証がないとうデメリットがありますが、インターネットの利用環境にいないユーザーや高齢者の調査に向いています。

電話/FAX調査

電話やFAXでアンケートを送り、回答したものを返送してもらいます。こちらも郵送調査と同じく手書きで返送する手間がかかるというデメリットがあります。また、固定電話やFAXを持たない世帯も増えてきていることから、若い世代を対象とした調査や、一般的な回答を得る方法としてはあまりおすすめできない手段といえます。

定性調査

定量調査は「量」を求めますが、定性調査は調査内容の「質」を重要視する際に行われます。個人の感想や購入・利用に至った動機、感情などの繊細な情報を得ることができますが、調査に時間がかかり分析が難しいという面も持ちます。

グループインタビュー

複数の対象者を選び、デモレーター(司会者)の進行のもとでグループでディスカッションを行う調査です。複数の対象者の相互作用により、豊富なアイデアと幅広い意見を聞くことができます。新商品の反応の調査や、明確な方針を探り当てるための調査として行われます。デモレーターの進行能力、インタビューの技術によって得られる結果の質に大きくかかわります。インタビューの時間は約2時間前後、対象者は6名前後が選ばれることが多いです。

デプスインタビュー

デモレーターと対象者の1対1で行われます。金銭にまつわるテーマやプライベートな内容など、人前で話すことがはばかられる内容を扱う場合はグループインタビューよりデプスインタビューのほうが向いています。1人にじっくりと質問できるので、複雑な話も解きほぐしながら個人の意見を深く掘り下げ、心理状態を探ることができます。1人あたり1時間前後、10~20人を対象に実施されるケースが多いです。

エスノグラフィ

人々が実際に活動している現場を観察・理解し、インタビューなども行いながらリアルな生活実態を調査する手法で、訪問観察調査ともいわれます。死角であったニーズの発見や仮説の構築に役立ちます。本来は文化人類学や社会学において異文化や他者の世界を理解するために用いられていた手段です。グループインタビューやデプスインタビューでは、会場に対象者を呼び集めてインタビューをしていきますが、エスノグラフィでは実際に対象者の家や職場など活動する場所に赴き、先入観を除いた状態で日常の生活を観察します。

ワークショップ

対象者を一定の場所に集めて、特定のテーマについて問題解決のために積極的に議論を行い新たなアイデアの発見を促します。ビジネス戦略を練る際や、新しいプロジェクトを進める際に取り入れるケースが多く、プロジェクトへの想いを高める効果もあります。調査後の検証においても情報の共有や整理、考察する際に行われます。

オブザベーション

行動観察調査ともいわれ、実際の状況に近づけた環境や再現した場所の中で対象者の行動を観察する調査です。エスノグラフィと同様に、先入観を排除して対象者の行動パターンや心理を探る調査として知られています。調査現場の準備や手配に時間と費用が必要な場合もあります。

ネットリサーチの活用方法

新商品やサービスの企画

新商品やサービスの反応、方向性を確かめたいときには定性調査が役立ちます。主に得意としているのはグループインタビューで、複数の対象者の相互作用により喜怒哀楽の感情が顕著に表れます。また、企画を練る際に仮説を立てたいときや、検証をしたい際にもグループインタビューやデプスインタビューが効果的です。

マーケティング

ユーザーのニーズを調べるためにはネットリサーチが欠かせません。商品が企業側からの発信であれば、ネットリサーチはユーザーからの発信です。一方的な押し付けでは、商品やサービスが人々に受け入れられることは難しいでしょう。適切な調査のもとでユーザーからの意見を拾い上げ正しい分析がなされると、ユーザーの視点に立った効果的な市場戦略を立てることができます。

既存商品・サービスの改善

既存商品やサービスについての一般的な使用感や満足度を知りたい際には、定量調査が用いられる場合が多いです。一度に多くの回答を得ることができるので、アンケート調査などを行えば短時間でユーザーがどう感じているかがわかります。個人の意見やニーズをより詳しく知るためには、定性調査と組み合わせて行うと分析の質が高まります。

おすすめのネットリサーチサービス会社を比較

100人アンケート

100人アンケート

特徴

「100人アンケート」は、業界最安値のネットリサーチです。100人に3問+1問のアンケート調査を、6,800円(税別)で実施することができます。さらに、アンケート集計後はすぐに30ページ程度のレポートがダウンロード可能になります。自社の商品やサービスの開発・マーケティング戦略を立てる際に、多くの人の意見を聞いてみたいという場合に便利にご利用できます。

料金

料金:6,800円(税別)〜
人数:100人〜
形式:スタンダードプラン(選択式3問・記述式1問)、カスタマイズプラン(自由に組み合わせ可能)

Webサイト

https://100nin.jp/

マクロミル

マクロミル

特徴

ネットリサーチ会社の最大手で、実績のある会社です。年間25000件もの案件を手掛けており、多くの企業が利用しています。インターネットリサーチでは7万円台から利用でき、最短で24時間以内の納品が可能です。充実した自社設備でインタビュー会場やCLTの会場にも困りません。HUT調査ではきめ細かなサポートで商品の回収などがスムーズに行われます。丁寧で迅速、パネルの規模も業界一で安心して依頼できます。

料金

70000円~

Webサイト

https://www.macromill.com/

ネオマーケティング

ネオマーケティング

特徴

ネオマーケティングではあらゆる課題に対して、仮設の立案から調査結果の有効な生かし方までを総合的にマーケティングを行っています。柔軟性のある迅速な対応と、熱意のある取り組みがクライアントから好評を得ています。調査会場として専用のインタビュールームのほか、商品・サービス開発の場としてクラフトルームも提供しており、調査後にスムーズに考察できる流れが整っています。主に関東で活動していましたが、近年では地方でも対応できるように全国へ拠点を広げている活気ある会社です。

料金

約50000円~

Webサイト

https://www.neo-m.jp/

アスマーク

アスマーク

特徴

WEBアンケートではセルフ型(DIY型)とオーダーメイド型(従来型)の2種類を用意しており、グループインタビューやエスノグラフィのほかにも日記調査などを行っています。過剰なオプションを誘導されることもなく、低価格で充実のサービスが評判を呼び、食品メーカーや市場調査会社など幅広い業種の企業が利用しています。高品質なリサーチ結果の提供にこだわりを持ち、クライアントとの連携はもちろんのこと、良質なパネルを保つためにモニターと良好な関係を築くことにも力を入れています。

料金

40000円~

Webサイト

https://www.asmarq.co.jp/

Fastask

Fastask

特徴

セルフ型ネットリサーチとして、アンケート調査に特化したサービスです。可能な調査はセルフで行うアンケートのみととてもシンプルな内容ですが、スピードとコストは業界で群を抜いています。セルフといえども、専任のリサーチャーにより調査票などの手厚いチェックが入るため、安心して利用することができます。300万人のモニターが用意されていたりとサービスも充実していることから、気軽にストレスなく利用できるとして、全国3000社以上の企業が導入しています。1問1サンプル回収あたり一律10円というシンプルで高いコストパフォーマンスも魅力です。

料金

50000円~

Webサイト

https://www.fast-ask.com/index.html

楽天インサイト

楽天インサイト

特徴

楽天グループを利用している会員のログデータから調査を行うことができるので、モニターの興味関心や行動の動機などがわかります。楽天IDを利用できることは楽天インサイトの最大の強みといえます。楽天に出店している場合や趣味嗜好についての調査に向いています。あらゆるニーズに対応できるように、スペシャルパネルには旅行、出産、ペットなど20種類以上のテーマが用意されています。多彩な調査手法と細やかなサポートで、年間約1000社の企業をサポートしています。

料金

82000円~

Webサイト

https://insight.rakuten.co.jp/

Kiccoe Survey(キッコエサーベイ)

Kiccoe Survey

特徴

セルフ型ネットリサーチサービスです。導入シェアNo.1のテキストマイニングツールを用いて、セルフ型でありがちな定量調査だけでなく定性調査のセルフリサーチも可能にしています。分析機能がついていながら、1サンプル1設問9円と業界最安値で提供しており、国内モニターも1080万人と非常に充実しています。最短2日でサンプル回収が可能です。アンケートもシングルアンサー、フリーアンサー、マルチアンサー、分岐設問など多彩な項目が用意されており、初心者でも本格的なアンケート調査が簡単に行えます。分析機能も用意されており、デフォルトで分析レポートが自動作成されるのでとても便利です。

料金

スクリーニング調査 39000円~
本調査 10000円~

Webサイト

https://www.pa-consul.co.jp/kiccoe/

NTTコム リサーチ

NTTコム リサーチ

特徴

1990年代からいち早くネットリサーチサービスを提供し、長年培ってきたノウハウでマーケティングリサーチ全般をサポートしています。北米、欧州、アジアなど世界86ヶ国、880万人以上のモニターを対象に調査を実施することが可能で、グローバルな活動を行う企業にも利用されています。モニターは一般消費者からビジネスパネル、モバイルパネルなど年代や職業を幅広くカバーしています。分析にもさまざまな手法が用意されており、最適な手段を用いて正確な調査結果を得ることが期待できます。低価格でも充実のサポートを受けることができるライトプランも提供しており、手軽に利用することも可能です。さまざまなメディアはもちろん、官公庁や学術機関などにも評価されており非常に信頼できるリサーチ会社です。

料金

ライト 50000円~

Webサイト

https://research.nttcoms.com/