ネットリサーチを大手企業に依頼することの良さとは?中小規模との比較も

ネットリサーチを大手企業に依頼することの良さとは?中小規模との比較も

ネットリサーチの大手企業と中小規模の違い

大手企業のリサーチ会社のメリット

大手のリサーチ会社を選ぶことのメリットはやはりモニター数の多さにあるでしょう。数百万人から1000万人を超えるモニターを抱える会社もあります。そのため統計的に有意なデータが得られやすいです。つまりユーザー個々の性質の違いが結果に反映されにくく誤差が小さくできるということです。

中小規模のリサーチ会社のメリット

中小規模のリサーチ会社であれば大手ほどのモニター数がいないことが多いです。一方でローカルな情報や特定の領域に特化していることもありますので、信頼できる会社をしっかりと選定していれば効果的なデータを取得することができるでしょう。

ネットリサーチの大手企業を使うべきリサーチとは

大規模なリサーチを行う場合

大手のリサーチ企業はモニター数の多さが特に売りとなります。そしてモニター数の多さが最も活かせるのは大規模なリサーチを実施する場合です。限られた、非常にニッチな分野に絞ってリサーチをする場合でもやはり分母数が大きな会社のほうが有利ではあるものの、特化型の中小リサーチ会社との差は小さくなります。一方あまり属性を絞らずに行われる大規模なリサーチでは抱えているモニターの全体数が重要になってきます。よって、数百万という単位でモニターが存在している大手企業の得意分野とも言えるのです。

信頼性が重要な場合のリサーチの場合

単なるアンケートではなく、取引を行う上で用いられるデータなど、信頼性が特に重視される場合には大手リサーチ会社を利用することがおすすめです。これはモニター数の多さから統計的に有意なデータが得られやすいことと、名前の通った会社から得たデータであることをアピールしやすいことに由来します。

ネットリサーチだけでなく現実のリサーチも組み合わせる場合

最近ではネットリサーチを用いた調査が主流となり多くの企業で利用されています。しかし現実での聞き込みなど、多様な手法で調査をしたいケースもあります。大手であればリサーチのバリエーションも豊富ですので、突然これまでと異なる手法でリサーチをしたいという場面に出くわしてもすぐに対応することができます。

分析に専門的な視点が必要な場合

ユーザーから得た生のデータだけでなく、そこからさらに専門的な分析を要することもあります。このとき様々な領域に関する専門家がいれば、高度な解析が必要なときでも依頼することができます。中小だと人材も大手に比べて少ないため専門外とされる領域が広くなってしまいます。

すべて任せたい場合

上のケース同様、大手のほうがカバーされる範囲が広いため、すべてを任せたいという場合にも大手リサーチ会社を利用することがおすすめされます。サポート体制が整っていることも多く、困ったことがあればどんなことでも任せやすいという良さがあります。

ネットリサーチの大手企業に依頼する場合の料金、相場

ネットリサーチにおける料金の相場をかんたんにまとめていきます。ここでは「定量調査」、「定性調査」での違いを主に扱っています。

定量調査

定量調査では、最終的に数値で結果が表されます。アンケート等から得られたデータをもとにグラフや図が作成されるため、調査の結果が明確であることが特徴的です。

料金・相場

定量調査では基本的にYes・Noの選択、もしくは複数の選択肢の中から1つを選ぶ形式で質問がなされるため、データを解析する側の労力が少なくて済みます。そのため定量調査に比べてローコストで実施できるようになります。しかしながら設問数やサンプル回収数によって料金は大きく変動しますし、ネットリサーチ会社のサービス内容にもよります。目安としては5問100サンプル回収時に3万円から4万円程度と言えるでしょう。

納期

データ回収から解析までの時間が少なくて済むのが特徴ですので、納期も定性調査に比べて短くできます。設問数が非常に少なくてサンプル数も少なければそれだけ納期も短くて済みます。例えば質問したい内容がすでに確定しているのであれば、実施から24時間以内に結果を手に入れることが可能なサービスもあります。

定性調査

定性調査では、数値で表されるようなデータを得るのではなく、例えばインタビューをしてなぜ消費者がその商品を選んだのか、その理由を知ることなどを目的に行われます。定量調査ほど明確な調査結果が見えるものではありませんが、消費者の声が届くことでサービスの改善点を見出すことに役立ったりもします。

料金・相場

定性調査では潜在的なニーズを知ることができるため上手く利用すれば有益な情報を手に入れることが出来る分、定量調査よりサンプル数が少なくなってしまうため統計的に言えば信頼性に欠ける部分もあります。サンプル数が少ないということはコストも少なくて済みそうに思うかもしれませんが、実際には定量調査よりも高くなることが多いです。回答一つ一つから読み取るべき情報が多く、作業量も多くなるからです。
例えば選択肢を選ばせる簡単なアンケートだと、数百ものサンプルを回収しても数万円程度で実施ができるところ、インタビュー調査で聞き込む場合には数十万円することも珍しくありません。質問内容や回答量にもよりますが、定性調査では比較的コストが高くなってきます。

納期

納期に関しても、一つ一つの回答を処理するのに時間がかかるため一般には長めになってきます。リサーチ会社やサービス内容によって当然納期も変わってきますが、定量調査よりは遅くなる傾向にあると言えます。

その他

ネットリサーチの料金については、従来型の、リサーチ会社が全面的にサポートしてくれるパターンと、セルフ型に分けて考えることもできます。いずれも結果に大きな差が出るものではありませんが、自社における作業量などが変わってきますので、自社の状況に合わせて選択を検討するべきでしょう。

料金・相場

セルフ型ではもちろん多くの工程を自社で行うことになります。そのためコストはかなり抑えることができます。自社にデータ解析のノウハウがある場合や分析を得意としている場合には向いているかもしれません。
一方サポートを手厚く受ける従来型では自社の負担が少ない分、コストは多めにかかってきます。

納期

従来型ではどこまでサポートをしてもらうのか、その範囲によって納期は大きく変動してきます。オプションなども付けず、簡単な解析をするだけであれば数日で結果を得られることもあるでしょう。それに対しセルフ型では自社の運用次第で結果を得られるまでの時間が決まってきます。迅速に対応できる体制が整っていればセルフで分析したほうがローコストかつスピーディに活用できるでしょう。

おすすめのネットリサーチ大手企業を比較

100人アンケート

100人アンケート

特徴

「100人アンケート」は、業界最安値のネットリサーチです。100人に3問+1問のアンケート調査を、6,800円(税別)で実施することができます。さらに、アンケート集計後はすぐに30ページ程度のレポートがダウンロード可能になります。自社の商品やサービスの開発・マーケティング戦略を立てる際に、多くの人の意見を聞いてみたいという場合に便利にご利用できます。

料金

料金:6,800円(税別)〜
人数:100人〜
形式:スタンダードプラン(選択式3問・記述式1問)、カスタマイズプラン(自由に組み合わせ可能)

Webサイト

https://100nin.jp/

アイブリッジ株式会社

アイブリッジ株式会社

特徴

アイブリッジ株式会社が運営する「リサーチプラス」は法人向けのネットリサーチサービスで約460万人の調査モニターがいます。アンケート用のWeb画面の作成や修正、重複や不正回答を除くための回答チェックなどを任せられます。調査対象の絞り込みなど難しい作業も安価に実施できるようになります。一方調査票の作成やクロス集計、分析については自社で行います。
24時間365日いつでもアンケートができるサービスや、メディア向けの24時間取材協力者を募集できるサービスなど、利便性にも長けています。そのため緊急案件に対応してほしいという企業にはおすすめです。
導入実績にはテレビ局や大手シンクタンク、広告代理店、出版社などがあります。

料金

簡単アンケート:10,000円~
その他要お問い合わせ

Webサイト

http://www.research-plus.net/

株式会社インテージ

株式会社インテージ

特徴

株式会社インテージはリサーチ企業としては老舗で、大規模な消費者モニター、小売店パネルを組織しています。小売店における販売情報調査および消費者の購買履歴調査の分野では他社よりも優れており信頼されている大手リサーチ会社と言えます。
その他、マルチデバイス対応や花王、コカ・コーラ、ネスレ日本など多数導入実績を持っていること、提携モニターを含めると国内で900万人ほどのモニター数を保有していることも特徴的です。

料金

基本料金:84,000円~
調査実査費:55,000円~
※料金体系は「基本料金」+「調査実査費」に加え必要に応じてオプション。

Webサイト

https://www.intage.co.jp/

株式会社クロス・マーケティング

株式会社クロス・マーケティング

特徴

クロス・マーケティングでのネットリサーチは、アンケート画面をオーダーメイドできるという特徴を持っています。大規模な調査から、特定の属性に対象者を絞った調査まで、様々な規模で調査をすることも可能です。

料金

90,000円~

Webサイト

https://www.cross-m.co.jp/

GMOリサーチ株式会社

GMOリサーチ株式会社

特徴

GMOリサーチ株式会社は、ネット関連のサービスを幅広く展開しているGMOグループの一つです。ここのネットリサーチは「フルサービス」「サンプルサプライサービス」「DIY(セルフ型)」に分かれています。フルサービスでは画面作成からアンケートの配信、データ納品まで、全部任せたいという方におすすめです。サンプルサプライサービスは自社のアンケートシステムにモニターの誘導をして欲しい場面で活用できます。DIY(セルフ型)サービスはアンケートシステムを提供してもらい、自社で画面作成からデータ回収までを運用したい場合におすすめのサービスです。

料金

要お問い合わせ

Webサイト

https://gmo-research.jp/

株式会社マクロミル

株式会社マクロミル

特徴

株式会社マクロミルは日本のみならず世界中に拠点を持つグローバル企業です。
専任のサポートスタッフが調査票設計から集計・分析まで、サポートしてくれるなど、安心してサービスを利用することができます。その他、Web画面作成後はすぐにリサーチが開始でき最短24時間後にはデータを受け取ることができること、オリジナルの集計ソフトが利用できるなどの特徴があります。

料金

70,000円~

Webサイト

https://www.macromill.com/