ネットリサーチは、インターネットを介して一般の生活者(消費者)にアンケート調査をすることができるサービスです。インターネットリサーチ・インターネット調査・ネット調査・web調査など様々な呼び名がありますが、これらは全て同じものです。訪問・郵送など人手を介して回答を集めるアンケート調査と比べ、コストパフォーマンスが高い点が特長です。2005年前後から急速に普及し、現在マーケティングリサーチ/市場調査手法のひとつとして定着しています。

 

ネットリサーチの仕組み

ネットリサーチのサービス全体図を考えた場合、主な登場人物は

  1. 「アンケートをしたい人(アンケート依頼者)」
  2. 「インターネットリサーチの運営会社」
  3. 「アンケートに回答する人(アンケートモニター)」

の三者です。

この三者の関係は、下図「ネットリサーチの仕組み」のとおりです。

アンケート回答が集まるまでの流れ

標準的なネットリサーチでは、予めリサーチ会社にモニター(パネル)として会員登録をしている人たちがアンケートに回答します。リサーチ会社からモニターに対してメール等で回答の依頼を出し、依頼を受けたモニターがパソコン・タブレット・スマートフォンなどから該当のアンケートに回答します。

ネットリサーチの仕組み

図1. ネットリサーチの仕組み

モニターがひとりずつアンケートに回答していく度にインターネットリサーチ会社側にデータが集まっていきます。紙のアンケートと異なりリサーチ会社側でデータ入力をする時間がかからないため、スピーディーに回答データの収集・集計が完了します。

また、アンケートに回答したモニターにはポイントやギフト券などの謝礼が支払われるのが通例で、これがモニターの人たちがアンケートに協力する動機のひとつとなっています。

アンケートを実施する方は安く・早く・大量にデータを集めることができ、アンケートに回答するモニターの人たちは「自分の意見を伝えることができる」「ポイントやギフト券などの謝礼がもらえる」と、アンケートを依頼する側も受ける側もメリットがある仕組みになっています。

 

≫『ネットリサーチのメリット・デメリット』を見る

セルフ型ネットリサーチ(DIYリサーチ)まとめ

ネットリサーチ最大手のマクロミルから「questant(クエスタント)」がリリースされるなど、徐々に存在感が大きくなってきているセルフ型ネットリサーチ(DIYリサーチ)

そんなセルフ型ネットリサーチについて、通常のインターネットリサーチと比較したときのメリット・デメリット、および主要なサービス一覧をまとめてみました。

セルフ型ネットリサーチとは

セルフ型ネットリサーチ(DIYリサーチ)は、アンケート画面の作成やデータ回収を自分で操作するタイプのインターネット調査です。海外ではDo-it-yourself survey、DIY Online Survey などとも呼ばれ、アンケート調査ツールのひとつとして使われています。

 

セルフ型ネットリサーチの種類

大きく分けて、以下2種類のタイプがあります。

  1. アンケート画面の作成ができるタイプ(アンケートの回答者は自身で用意する)
  2. 1に加え、リサーチ会社が保有するアンケートモニターへの回答依頼もできるタイプ

前者はアンケートを作る”ツール”、後者はモニターへの配信までできる”サービス”というイメージです。

 

従来のインターネットリサーチとの違い

標準的なインターネット調査と比べて何が違うのか、その長所・短所および注意点をまとめてみました。

 

メリット

安い

まず単純に調査費用を抑えることができます。

アンケート調査の内容次第ではありますが、通常のインターネットリサーチに比べて料金が1/3以下になるケースもあります。インターネット調査の登場によってそれまでよりもずっと低コストで市場調査ができるようになりましたが、それでもまだ規模の小さな事業者の方が気軽に利用できる価格ではありませんでした。セルフ型ネットリサーチでは1万円からアンケート調査が実施できるなど、これまで市場調査に縁がなかったような事業者の方でも手が届くような価格になっています。

【例】10問×100サンプル回収のアンケート

 

早い

アンケート調査の実施を決めてから実際にデータを回収するまで、よりスピーディーに進めることができます。

従来のインターネットリサーチではリサーチ会社のスタッフにあれこれ指示・相談しながらアンケートを実施をしていました。一方セルフ型ネットリサーチでは自分で決めて自分で作業を進めます。よってリサーチ会社のスタッフとのコミュニケーションに要する時間が短縮される分、迅速にアンケート調査を進めることができます。

 

柔軟

アンケート設問の文言を少しだけ変更したいといった場合にも、セルフ型ネットリサーチなら気軽に修正することができます。

標準的なインターネット調査では「○○を××にしてほしい」とリサーチ会社スタッフに指示→修正後に確認、という流れでしたが、セルフ型ネットリサーチでは自分の手で好きなように修正してしまえば終わりです。よって調査票(アンケート設問)に細かな修正が頻繁に入るような場合は、セルフ型ネットリサーチの方が柔軟に対応できるでしょう。

 

デメリット

システムの操作を覚える必要がある

アンケート設問を作成したり回答データを集めたりといった作業をするために、そのシステムの操作方法を覚えなければなりません。最初の1回目で慣れれば2回目以降はスムーズに作業できると思いますが、特に初回はどうしても操作習得の分だけ時間が必要になります。

 

作業時間が必要

アンケート設問の作成など、当然ですが”作業にかかる時間”が必要になります。

 

操作誤りのリスク

誤って選択肢をひとつ消してしまった状態でアンケートを実施してしまうなど、アンケート画面作成を自身で行うが故の”操作ミスリスク”もあります。

 

注意点

また、いくつか注意点もあります。

標準的なインターネット調査メニューとは異なる制約がかかっていることもある

通常のインターネット調査でできることが、セルフ型ネットリサーチではできないようなサービス仕様になっていることがあります。

【例】特定の市区町村だけに限定してアンケートを実施したい
→A社のセルフ型ネットリサーチは不可(同社の通常のインターネットリサーチサービスでは可)

「セルフ型ネットリサーチ」=「通常のインターネットリサーチサービスから”アンケート画面作成”と”データ回収”を抜いたサービス」とは限らない点にご注意ください。

 

アンケート画面はノーチェックなわけではない

リサーチ会社のモニターにアンケートの回答をしてもらう場合、調査票(アンケート画面)の内容が適切かどうかリサーチ会社側のチェックが入るケースが多いと思います。

よってスケジュールを考える際には、リサーチ会社側のチェックにかかる時間、および何かしらの指摘が入ればそれについての修正作業を行う時間が発生する点も考えておく必要があります。

最初から最後まで自己完結で作業を進める前提で計画を立ててしまうと、このチェック工程によってスケジュールが狂ってしまう可能性がありますのでご注意ください。

 

作業先行で進めないこと

簡単にアンケート作成に着手することができるため「まずアンケート画面を作ってみよう」と考えるかもしれません。

しかし調査目的が曖昧なままアンケートを実施しても、その後のアクションにつながらない”単なるデータ集め”に終わってしまいます。

せっかく時間をかけてアンケートを行うのであれば、調査の目的を明確にしてから作業を行うようにすることをおすすめします。

 

 

主なセルフ型ネットリサーチ一覧

主なセルフ型ネットリサーチ(DIYリサーチ)サービスをご紹介します。

 

1. アンケート作成ができる”ツール”タイプ

マクロミル「Questant(クエスタント)」

questant(クエスタント)は、ネットリサーチ最大手のマクロミルが提供するDIYリサーチ(セルフ型ネットリサーチ)です。

はじめから各種設問テンプレートが用意されているなど、調査票作成に不慣れな方もスムーズにアンケート画面を作れるような仕組みになっています。

【2014.8.28追記】

 QuestantからJapan Cloud Panelへアンケート配信ができるようになったようです。

300万人のパネルに対してアンケートが可能に!
セルフアンケートASP 「Questant」が、Japan Cloud Panelと連携スタート

これでQuestantも下記”サービス”タイプと同様の機能を持つようになりました。

 

2. リサーチ会社のアンケートモニターへの配信もできる”サービス”タイプ

ミクシィ・リサーチ「mixi survey(ミクシィ・サーベイ)」(旧「Ciao(チャオ)」)

mixi survey(ミクシィ・サーベイ)(旧「Ciao(チャオ)」)は、旧ネットマイル・現ミクシィ・リサーチのセルフ型ネットリサーチサービスです。

100サンプル3問のアンケートを無料で実施できるフリー・プランもありますので、試しに使ってみてはいかがでしょうか?

>> 「mixi survey(ミクシィ・サーベイ)」(旧「Ciao(チャオ)」)のサービス内容を見る

 

ジャストシステム「Fastask(ファストアスク)」

Fastask(ファストアスク)は、”一太郎”で有名なジャストシステムが運営するセルフ型ネットリサーチサービスのです。

実際に見ていただくとわかりますが、直感的に操作できるインターフェースで簡単にアンケート画面の作成ができます。

 

ボーダーズ「アンとケイト」

アンとケイトは、株式会社ボーダーズのセルフ型ネットリサーチです。

1問×1人×10円とわかりやすい料金体系で、「1万円で1,000人分の意見を聞くことができる」という通常のインターネット調査に比べて格安な価格設定になっています。

 

アイブリッジ「簡単アンケート」

簡単アンケートは、フルーツメール会員へのアンケートができる”リサーチプラス”を運営するアイブリッジ社のセルフ型ネットリサーチです。

「5問100回答までなら1万円という低価格」「最短1~2時間でのサンプル回収も可能」と、低コストかつスピーディーなサービスです。

 

Survey Monkey(サーベイ・モンキー)

Survey Monkey(サーベイ・モンキー)は、アメリカ生まれの世界中で使われているアンケート作成ツールです。

GMOリサーチのCloud Panelへアンケート配信ができますので、自社会員以外へのアンケート調査も実施することができます。

 

まとめ

コストメリットを活かした使い方を

セルフ型ネットリサーチにはスピードや柔軟性といったメリットもありますが、やはり一番の魅力は料金の安さに尽きるのではないでしょうか。これまで予算的に市場調査には手が出なかった方が現実的に使えるリサーチサービスだと思います。また、元々インターネット調査を利用していた方にとっても新たな場面で使えるサービスになるかもしれません。例えば適切な二次データが見つからず、かといって通常のインターネットリサーチをする費用はかけられない、そんなもどかしい状況を解決してくれる可能性のあるサービスです。

セルフ型ネットリサーチは従来のインターネットリサーチの代替品というよりは、その費用の低さを活かして“通常のインターネット調査と組み合わせて併用/補完するもの”として捉えておくと、うまく活用できるのではないかと思います。

 

アンケート調査であることに変わり無し

目的が「生活者の声を聞くこと」なのであれば、セルフ型ネットリサーチも通常のマーケティング調査も本質は同じです。単にアンケート画面の作成やデータ回収などリサーチ会社側の作業が減る分価格が安くなるという、サービス内容の違いでしかありません。したがって、まずアンケート調査の仕様を決める、それに合ったリサーチ会社(リサーチサービス)を選んで実施する、という基本的な考え方は従来のネットリサーチと同じです。

最初からセルフ型ネットリサーチの利用ありきで考えて、後から「普通のインターネットリサーチの方が良かった」とならないように気を付けましょう。

 

おすすめ関連情報

通常のインターネットリサーチと料金を比較するときは以下も参考にしてみてください。

ネットリサーチ料金・モニター数を一覧で比較

各リサーチ会社が提供しているインターネット調査の価格・モニター数を見比べることができるように、

  • ネットリサーチ(インターネット調査)料金/費用がいくらか?
  • しょう

  • アンケートモニターの数はどのくらいいるのか?

これらを調べて一覧化してみました。
こちらのサイトに素晴らしい一覧表があるのですが、2013年4月の段階から変わっている部分もありますので改めて調べてみました。 インターネット調査の料金相場を知りたい方、ネットリサーチ会社を比較・検討している方は参考にしてみてください。

 はじめに

従来の方法に比べ格安でマーケティング調査ができるネットリサーチ(インターネット調査)。今やごく一般的な調査手法のひとつとなり、インターネット調査サービスを提供しているリサーチ会社も多数あります。

アンケート調査の発注先として複数の選択肢があるのは良いのですが、一方で 「どのリサーチ会社に頼んだらいいのか?比較・選定が大変。」 という問題もあるのではないでしょうか。

インターネット調査を発注するためにリサーチ会社の選定をしたことがある方はわかるかもしれませんが、数多あるリサーチ会社の情報をイチから集めてリストアップしていくのはかなり骨の折れる作業です。そのようなことに時間を割く余裕の無い方のために、各リサーチ会社のインターネット調査サービスについてモニター数・料金をまとめてみました。

 

リサーチ会社ピックアップ基準

今回はシンプルに標準的なインターネットリサーチを対象とし、セルフ型ネットリサーチ(DIYリサーチ)等は除外しています。 また、以下の基準で絞り込みピックアップしています。

  • webサイト上で料金を公開している
  • モニター数10万人以上
  • モニターの品質管理への取り組みがwebサイト上で確認できること (つまり、モニター品質管理をしていることが確認できないリサーチ会社は除外する)

 

注意/免責

今回まとめた内容は、各リサーチ会社のウェブサイト上で公開されている情報をもとにして整理したものです。 料金・モニター数は2013年11月の時点で各リサーチ会社のサイトに掲載されている情報から引用しています。 また、記載内容の正確性や最新情報であること等について、弊社が何らかの保証をするものではありません。

上記をご理解いただいた上で、参考情報のひとつとしてご覧ください。

 

【一覧】モニター数と料金の比較表

上記の基準に従って15社のインターネット調査サービスをピックアップしました。 “10問×100サンプル回収でスクリーニング調査あり”の場合に、費用が安くなると思われる順(※)に並べています。
※)実際には設問数・サンプルサイズだけですべてが決まるわけではなく、アンケート調査の仕様次第で順位は変わります。

 

表1. 【リサーチ会社別】インターネットリサーチサービスのモニター数と料金

No. 会社名・サービス名 アンケート モニター モニター数 10100サンプル 10400サンプル 30400サンプル 画面作成 費用 スクリーニング 3×5,000サンプル 無料集計 ツール
1 100人アンケート 「アンケート100プラン」 複数のソースを連携 随時更新 ¥6,800(選択式3問+記述式1問) (応相談) (応相談) 料金内に含む スクリーニング無し PDFレポート(クロス集計)
2 インターワイヤード 「ターゲットDIMS」 DIMSDRIVE 約19万人 (2013年11月26日現在) ¥40,000 ¥90,000 ¥210,000 ¥50,000 (〜10,000サンプル)
3 ゲイン 「ネットリサーチ」 Qzooモニター 約42万人 (2012年3月末時点) ¥70,000 ¥150,000 (500サンプル) ¥350,000 (500サンプル) 画面修正3回目以降は¥10,000/回 ¥39,600 QvoiceHybrid2
4 ネオマーケティング 「iResearch」 アイリサーチアンケートモニター 約256万人 ※提携モニター含む (2013年6月現在) ¥44,000 ¥104,000 ¥216,000 ¥20,000/5問〜 (¥30,000/10問) ¥30,000〜 (3,001サンプル〜)
5 マーシュ 「ネットリサーチ」 D STYLE WEBモニター 約68万人 (2013年11月1日現在) ¥50,000 ¥150,000 ¥330,000 ¥65,000(〜7問)
6 バルク 「ネットリサーチ」 vlcrew 約46万人 提携モニター含む (2013年6月現在) ¥50,000 ¥140,000 ¥335,000 ¥70,000 (〜10,000サンプル) オンライン集計ツール
7 ドゥ・ハウス 「myアンケート」 myアンケートモニター 約300万人 (2013年10月現在) ¥81,000 ¥135,000 ¥288,000 ¥40,000 my集計アプリ
8 マクロミル 「Quick Mill」 マクロミルモニタ、 Yahoo!リサーチ・モニター 約115万人 (2013年11月6日現在) ¥90,000 ¥200,000 ¥380,000 ¥40,000 Quick-CROSS
9 インテージ 「スタンダード」 キューモニター、 Japan Cloud Panel 約140万人 (2013年10月末時点) ¥96,000(15問) ¥130,000 (15問×500サンプル) ¥291,000 (500サンプル) 調査票入稿、画面作成後の内容変更は別途費用発生 ¥55,000 Lyche-web
10 楽天リサーチ 「インターネットリサーチ」 楽天 アンケートモニター 約230万人 (2013年11月1日現在) ¥40,000 ¥104,000 ¥233,600 ¥30,000〜 (¥30,000/10問) ¥50000 (10,000サンプル) 楽クロス for Web
11 アイブリッジ | Research+ 「通常リサーチ」 フルーツメール会員 約151万人 (2013年6月3日現在) ¥40,000(5問) ¥30,000 クロス集計画面
12 クロスマーケティング 「ネットリサーチ」 リサーチパネル、 パネルミックス、 Pontaリサーチ会員 約169万人 (2013年10月現在) ¥100,000 ¥180,000 (500サンプル) ¥424,000 (500サンプル) Cross Finder
13 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション 「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ・ライト)」 消費者モニター 約74万人 (2013/11/01現在) ¥50,000 ¥150,000 ¥350,000 設問数とメール配信数が基準 リサーチ・CROSS
14 マイボイスコム 「モニター調査」 マイボイスパネル、 GMOリサーチパネル 107万人 (2013年5月現在) ¥90,000 ¥154,000 (500サンプル) ¥287,000 (500サンプル) Speed Cross
15 クリエイティブ・プランニング・アンド・プロモーション 「インターネット調査(CAPAT)」 CAPATモニター 約81万人 (2013年3月) ¥90,000 ¥135,000 ¥325,000

※ 該当なしの場合またはweb上で情報が見つからなかったものは「 – 」としています。

 

インターネット調査の料金相場

表1をもとに、インターネット調査でアンケートを実施したときの料金相場を算出してみます。 話を単純にするため、スクリーニング調査や画面作成代行等のオプションサービスはないものとして計算します。


10問×100サンプルの場合

最安値で40,000円 ~ 最高値で100,000円。 あまり意味が無いかもしれませんが、参考までに平均を算出すると約73,000円(※)。

※)10問のときの金額が不明の”アイブリッジ「通常リサーチ」”を除く14社の平均です。


 30問×400サンプルの場合

最安値で210,000円 ~ 最高値で424,000円。 平均すると約326,000円。


スクリーニング調査等を使わない最低限のスペックでよければ、このくらいの予算でインターネット調査を実施することができます。 アンケート調査の内容次第で料金は大きく変わるので難しいところですが、おおよそ上記の範囲が標準的なインターネット調査でのアンケート料金相場かと思います。

 

ネットリサーチ料金計算ツールで相場を調べる

こちらのネットリサーチ料金計算ツールを使うと、設問数・サンプルサイズ等の条件を変えながら費用の概算を調べることができます。

どなたでも無料でご利用いただけますので、

  • 見積もりを依頼するほどでは無いがおおよその料金を知りたいとき
  • 見積もりを取った後に金額の妥当さを確かめたいとき

などにお役立てください。

 

アンケート調査の仕様と料金

 

設問カウントに注意

回答者が答える設問としては”1問”でも、料金算出の対象としては”2問”としてカウントされるケースもあります。 よくあるケースとしては「マトリクス設問の項目数が一定数を超えると複数問としてカウントされる」といったものがあります。 予算と設問数をギリギリのところで調整している場合には、複数問としてカウントされることで予算オーバーになるケースもあり得るので注意が必要です。

オプション料金も考える

アンケート画面に画像を入れる・サンプル回収時に細かく割付設定する等、実施するアンケートの内容次第ではオプション料金が必要になります。 また、ローデータ以外の集計物がオプション扱いになっているパターンもありますので、設問数・サンプルサイズ以外の部分にも気を付けるべきです。

価格設定は各社毎に特徴があることを知る

基本料金は安くてもオプション料金が高いパターンもありますし、その逆のパターンもあります。 どの部分がコストアップにつながるかはリサーチ会社毎に差がありますので、調査の仕様が完全に確定していない状態で見積りを取るような場合は要注意です。

 

 

まとめ

 

どの会社がベストかはアンケート調査の内容次第で変わる

予算の制約や費用対効果を考えるとやはり料金は気になるところだと思います。しかし本当に費用対効果を考えてネットリサーチ会社を選ぶのであれば、最初から料金ありきで候補を絞り込むのではなく、まずアンケート調査の仕様を決めておくことが重要です。ネットリサーチの料金は主に設問数とサンプルサイズで決まりますが、最初に費用だけを見て決めてしまうと、後であれこれオプションが必要になり想定以上に費用が嵩むという事態に陥るかもしれません。 まずは調査の仕様を具体的に決め、その上で予算上明らかに候補に入らないリサーチ会社は除外する。そしてアンケートの仕様をリサーチ会社へ伝え見積りを取ってから決定する、という当たり前の方法が結局は一番コストパフォーマンスが高く、満足のいく結果につながるでしょう。

 

 

【Q&Aより】こんなお悩み・お困りごとはありませんか?

貴社のお役に立ちそうな情報をいくつかピックアップしてみました。

ネットリサーチ会社の比較について

 

料金/費用について

 

以上です。

この記事が皆様のネットリサーチ会社選びの参考になれば幸いです。

 

◎関連情報

スクリーニング調査とは、モニターの中から特定の条件にあてはまる人を抽出するためのアンケート調査を指す。

 

【例】『大型二輪免許を持っている人』を抽出するスクリーニング調査

質問文「あなたは大型二輪免許を持っていますか?」

選択肢:

  1. 持っている →回答した人たちの中からこちらを選んだ人だけを抽出
  2. 持っていない

 

上記のように事前にスクリーニング調査を行うことで、目的のターゲットのみを対象に本来のアンケート調査(本調査)を行うことができる。

 

同義語:予備調査、事前調査、プレ調査

【保存版】ネットリサーチ(アンケート調査)のやり方

ネットリサーチを利用したことが無い・アンケート調査にも詳しくない方のために、
『ネットリサーチ(アンケート調査)を実施するときに気を付けるべきこと』をまとめました。

以下に挙げる7点を事前に押さえておくと、よりスムーズに、そしてより効果的にアンケート調査を実施することができるはずです。
最初は大変ですが一度覚えれば普遍的に使える基礎知識ですので、是非アンケート調査の実施前に参考にしてみてください。

【1】調査目的 – 誰のため?何のため?

アンケート調査の目的を明確にする

アンケート調査で得たデータをビジネス上の打ち手につなげるためには、
誰のため/何のための調査なのかを明確にしておく必要があります。
ここが明確になっていないと、せっかくコストをかけてアンケート調査を行っても
そのデータを活かすことができません。
また、限られた予算と時間の中でアンケート調査を行う以上、何もかも完璧にできるとは限りません。
調査目的がはっきりしていれば何を取って何を捨てるべきなのかが判断しやすくなりますし、
ネットリサーチ会社側からも具体的な提案・助言をもらいやすくなります。
ビジネスに使える実践的なアンケート調査にするために、必ず調査目的を明確にしましょう。

 

どのような人に回答してもらうのかを定義する

調査の目的から考えて、アンケートで意見を聞くべき対象者の条件を定義します。
ポイントは、より具体的な条件にすることです。
例えば「若者に意見を聞くアンケート」なら「若者」の定義を「19-24歳」のように決めます。
アンケート回答者の条件は非常に重要な部分で、ここでの失敗を後から取り返すことはできません。
ネットリサーチ会社の担当者とやりとりするときにもお互い認識が合っているかを念入りに確認してください。
アンケート終了後に誤りに気付いても後の祭りですので、調査対象者の条件には特に注意しましょう。

 

【2】料金(アンケート調査費用) – 限られた予算を有効に使う

料金と設問数・サンプル数のバランスをとる

費用対効果を考えるなら、当然費用は安く抑えたいところだと思います。
ではアンケート調査費用はどのように決まるのでしょうか?
インターネットリサーチ(アンケート調査)において、料金を決める主な要素は設問数サンプル数です。
多くのネットリサーチ会社では、「○問・○件のサンプル回収で○○円」というように
設問数とサンプル数および料金が一覧になった”料金表”が公開されていますので、
それを参考にしながら予算内に収まるよう設問数・サンプル数を調整します。

[メモ]
設問数・サンプル数とも"5問毎"や"100サンプル毎"のように、キリの良いところを境にして料金が上がり・下がりするケースが多いと思います。
例えば設問数で言えば「15問までは○○円・20問までは○○円」といった形です。
では17問だったらどうなるのか?通常は20問の料金として扱われることが多いでしょう。
ということは、どうせなら設問数を20問にした方が3問分お得ということになります。
ネットリサーチ会社の価格を比較するときには、そのような点も踏まえて検討してみてください。

 

手間とリスクも含めてコストを考える

いくらアンケート調査にかかるコストを抑えたいと言っても、
それ以上に自分の仕事が増えていたらトータルで損になる可能性もあります。
例えば「アンケートweb画面の作成」について考えてみましょう。
ネットリサーチ会社によっては、アンケートweb画面の作成が別料金になっています。
アンケートweb画面を自分で作成すればその分費用を抑えることはできますが、
そうするとアンケートweb画面を作る(ネットリサーチ会社のシステムに入力する)時間と、
そのアンケートweb画面に間違いが無いかチェックする時間、および間違いを見つけたときの修正にかかる時間も必要になります。
本来の自身の業務に加えて、このような作業に時間を取られるのは中々厳しいのではないでしょうか。
また、アンケートweb画面作成作業をする際に操作ミスをするリスクもあります。
設問数が少なければ自分でアンケートweb画面を作成してもさほど問題は無いかと思いますが、
ある程度設問数があり、かつweb画面作成料金がそれほど高くない場合には
ネットリサーチ会社の人に任せてしまった方が合理的です。

アンケートの実施にどこまで手間をかけられるのか?自分でやるリスクは許容するのか?
費用を考える際にはそのような点も含めトータルで考えるべきです。

 

【3】スケジュール – データ納品のタイミングは問題無いか

時間のかかるポイントを押さえてスケジュール遅れを防ぐ

ネットリサーチ会社に申し込みをしてからアンケート調査結果のデータが手元に納品されるまでの間で、時間のかかるポイントは大きく以下3つです。

  1. アンケート回答者の条件・設問数・サンプル数などの仕様決めにかかる時間
  2. アンケート設問一式(調査票)をwebアンケート画面化するのにかかる時間
  3. アンケートに答えてもらい、必要な数のサンプルが集まるまでにかかる時間

これら1~3をどれだけスムーズに進められるかで、スケジュールどおりアンケート調査を完了できるかどうかが決まります。

 

1. アンケート回答者の条件・設問数・サンプル数などの仕様決めにかかる時間

アンケート調査の申し込み時点できちんと仕様が決まっていなかったり、
都度複数の関係者間で擦り合わせが必要だったりすると、
ネットリサーチ会社側から質問/確認がある度に相応の時間がかかります。
特にスケジュールが厳しい場合には、

  • アンケート調査の仕様は事前に確定させておく
  • 関係者が複数いる場合には仕様調整の時間をスケジュールに組み入れておく

といった手を打っておくと良いでしょう。

 

2. アンケート設問一式(調査票)をwebアンケート画面化するのにかかる時間

アンケート設問数やweb画面化後の修正有無などによって大きく変わります。
ネットリサーチ会社によって違いはありますが、数時間で何とかなるというものではなく
1営業日~数日はかかると考えておいた方が無難です。

 

3. アンケートに答えてもらい、必要な数のサンプルが集まるまでにかかる時間

回収するサンプルの数や、アンケート調査の対象となる人の多さによって変わります。
ただし早くても24時間はかかると考えておいた方が安全です。

[メモ]
ありがちな失敗例として、サンプル回収の完了日=納品日と思っていたが実際には違ったというパターンがあります。
回答を集めた後にネットリサーチ会社側でデータ加工作業が必要な場合などにこのようなことが起こります。
スケジュールに余裕が無い場合などは特に、最終的にデータが納品されるのはいつなのかを確認しておきましょう。

 

【4】モニター – アンケートに答える人を考える

モニター数と実際のサンプル回収数の関係を理解する

「モニター数○○万人!」とモニター数(アンケート回答会員の数)の多さを目にすると、サンプル数の確保も安心と感じるかもしれません。
しかしモニター数が多いからといって必ずしも自身のアンケート調査で必要な数のサンプルを確保できるとは限りません。
サンプルが確保できるかどうかは、回答率(返信率)アンケートの回答者条件にあてはまる人の割合を加味して考える必要があります。

まず回答率について。
インターネットリサーチは、ネットリサーチ会社がモニターに対してメール等でアンケート回答の依頼を出し、
それを受けてモニターが回答するという仕組みです。
このとき100人にメールを出して100人とも回答するということはまずありません。
仮に100人中30人が回答するなら30/100で回答率30%ということになります。

次にアンケートの回答者条件にあてはまる人の割合について。
例えば”札幌市にお住まいの方100名分のサンプル”を集めるアンケート調査を実施するとします。
このとき、モニター数○○万人のうち札幌市在住者は200人だとします。
回答率が30%だとすれば確保できる見込みのサンプル数は 200人 × 30% = 60人 までということになり、
必要な数のサンプル(100サンプル)は集められないということになります。
トラブルを未然に防ぐため、”モニター数と実際に集めることのできるサンプル数の関係”を理解しておきましょう。

[メモ]
この例のように回答対象となる人が特定の条件に限定されている場合には、
ネットリサーチ会社にサンプル回収シミュレーションを出してもらうと、事前に回収可能なサンプル数のアタリをつけることができます。

 

モニターがどのような人なのかに注意する

どのような人がアンケートに回答するのかにも注意が必要です。
例えばスマートフォンユーザーのみで構成されているモニターに対して
「あなたはスマートフォンを使っていますか?」と質問しても意味がありません。
アンケート調査の目的とモニターの特性に問題が無いのかも考えましょう。

 

サンプル数が不足したらどうするかを考える

必要な数のサンプルが集まるか不安があるときには、もし期間内に十分なサンプルを回収できなかった場合はどうするのかを決めておくと、いざそのときになってから焦らなくて済みます。
対処法はケースバイケースなので都度ネットリサーチ会社の担当者と相談して方針を決めていくことになると思いますが、「アンケート回収期間を延長して少しでも多くのサンプルを集める(スケジュールよりサンプル数を優先)」のように何を優先するのかを予め決めておくと判断がしやすくなります。
必要な数のサンプルが集まらないリスクがあるときには、不足した場合はどうするのかという点についても検討しておくと良いでしょう。

 

【5】調査票(アンケート設問一式) – 設問設計の注意点

調査票は内容が確定した状態で入稿する

アンケート調査票は、原則として設問や選択肢などの内容が確定したものをネットリサーチ会社へ入稿した方が好ましいです。
一般的にweb画面を作成してから修正をかけると、テキストファイルやExcelファイル上での修正よりはるかに時間がかかります。
これはスケジュール遅れにつながりかねませんので、なるべく設問や選択肢の内容が確定している状態で入稿しましょう。

 

思い込みや”答えありき”に気を付ける

アンケートの設問(質問文/選択肢)を作る際には、回答者の目線で見ることが大事です。
例えばある自社サービスについての意見を知りたいとき「○○(サービス名)の好きなところを3つ教えてください。[必須回答]」という聞き方をしたとします。
このとき回答者が「好きなところはひとつもない」という意見だと、正しく回答することができません。
思い込みを排除するというのは意外に難しいものですが、少なくとも自分が思い込みで設問を作っている可能性があると認識しておくだけでも大分違います。
アンケート設問を作る際にはそのような観点も持つようにしましょう。

[メモ]
ネットリサーチ会社にアンケート調査を依頼するメリットとして、自分が作った設問に対して第三者目線でのチェックをしてくれるという点があります。
ネットリサーチ会社を比較・検討する際には、価格の安さばかりではなくこのような点についても配慮してくれるかどうかで選んだ方が結局は良い結果になるでしょう。

 

プロの手を借りるという手段もある

上記のような設問設計上の注意点は他にも多々あり、アンケート調査に慣れていないと中々気付けないものです。
もし予算に余裕あるのであれば、追加料金を払ってアンケート設問の作成(調査票設計)をリサーチ会社に依頼するという方法もあります。

 

【6】エディティング(データクリーニング) – 不良回答の扱い

矛盾した回答の扱いを決める

アンケートの回答内容に矛盾があった場合にどうするかを考えます。
例えば「商品Aを知っているか?」という設問で”知らない”と答えた回答者が、
別の設問で「商品Aを持っている」と答えているような場合、これは矛盾した回答です。
そのような矛盾回答に対して、回答データを修正する・サンプル自体を削除するというように
そのデータの扱いを決めます。
(ネットリサーチ会社によって、またはデータクリーニング方法によっては有料での対応になります)

ただしこのような回答データの編集をやり過ぎると、
アンケート調査結果を恣意的に曲げてしまう恐れもあります。
明らかに不誠実な回答をしている場合を除き”回答したまま”の状態にしておくという方法もありますので、
調査の目的を考えながら矛盾回答の扱いを決めましょう。

 

【7】納品データ – アンケート調査結果データの形式

納品データの形式を確認する

どのようなファイルが納品されるのかは、アンケート調査実施前に確認しておいた方が良いです。
最初に確認しておけば、アンケート調査結果のデータが納品された後に
「納品されると思っていた集計ファイルが納品物の中に含まれておらず、予定していた資料が作れなくなった」
「納品データの形式が想像していたものと違っていて、集計ソフトに読み込ませることができなかった」
といった事態に陥ることを未然に防ぐことができます。
納品後すぐにデータを使う必要がある場合などは特に、ネットリサーチ会社にデモ用の納品データを見せてもらうなどしてデータの形式を確認しておきましょう。

 

◎まとめ

他にも注意すべきことはありますが、少なくともこれら7つの観点を持っていれば
大きな失敗の無いアンケート調査ができるはずです。

最後にまとめとして、これら気を付けるべき7点をチェックリスト化しておきます。
(以下をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます)

◎【保存版】ネットリサーチ(アンケート調査)の基本7点チェックリスト.pdf(91KB)

 

以上です。

せっかくコストをかけてネットリサーチ(アンケート調査)をするのであれば、
最大限効果を引き出せるよう、こうした基本的な部分から押さえていきましょう。

ネットリサーチとは、アンケート調査の工程のうち、主に回答を集める部分をインターネットで行うタイプのものを指す。

それまで郵送などで行っていたデータ回収部分をインターネットで行うことにより、低コストかつスピーディーにアンケート調査ができるようになった。

ネットリサーチが登場した当初はまだインターネット自体の普及率が高くなかったため、アンケートモニター(回答者)が特定の層に偏っているなどサンプルの代表性に問題があると指摘されていた。

しかしその後インターネットユーザーが爆発的に増え、このような懸念も小さくなり、現在では調査手法のひとつとして定着している。

 

同義語:インターネットリサーチ、インターネット調査、ネット調査、web調査、webアンケート、ネットアンケート、オンラインサーベイ、オンラインアンケート