サンプルサイズの決め方

アンケート調査を実施するとき、いったい何人分の回答を集めれば良いのでしょうか?リサーチに慣れていない方は疑問に思うでしょう。ここでは、回収するサンプルの数(サンプルサイズ)の決め方をご紹介します。

基本的な考え方

サンプルサイズを決めるときには、まず「そのアンケート調査がどの程度の正確性を求める(誤差を許容できる)ものなのか?」という点がポイントになります。例えば「日本全国20代以上の既婚女性」のような”ターゲットとなる人全体(母集団)”の回答データと、そのうち”アンケート回答者としてピックアップ(サンプリング)した人たち”の回答データのズレ(標本誤差)をどの程度許せるかということです。では一般的な調査では許容誤差をどの程度に設定しているのでしょうか?アンケート調査の目的・都合にもよりますが「±5%」としていることが多いようです。 次に「どの程度の割合で、標本誤差が許容範囲内に収まるようにするか?(信頼水準)」という点を考えます。こちらも場合によりけりですが、通常は「95%」とすることが多いようです。これは「100回サンプリングしたら、そのうち95回は標本誤差が許容範囲内(例 ±5%)に収まる」という意味です。

サンプルサイズの算出式

上述の許容誤差や信頼水準の値などが決まっていれば、以下の計算式でサンプルサイズを算出できます。(式中の「回答比率」については後述)

サンプルサイズ計算式 (中略) ここでは、回答比率0.5、標本誤差は5%ポイント、信頼水準95%(λ=1.96)として必要な調査対象者数を計算します。調査に必要な対象者数は、 calcsamplesize_example となります。よって、この調査では384人の調査対象者から回答が必要となるわけです。   出典:『なるほど統計学園高等部 | 調査に必要な対象者数』

つまり、信頼水準 λ、 回答比率 p、許容できる誤差 d が決まれば必要なサンプルサイズが算出できる、ということになります。

早見表を使ってサンプルサイズを決める

サンプルサイズを考えながら都度計算するのは手間です。実務上は、以下のような早見表を使って適切なサンプルサイズを決めるのが早道でしょう。

サンプリング誤差早見表

調査設計におけるサンプル数(標本数/n)の導き出し方

出典:『R【第5回】定量的な裏づけ-標本数 | リサーチとロジカル&ラテラルシンキング | マーケティングリサーチの専門会社、KFS』

この早見表はどのように見るのでしょうか?例えば「信頼水準95%・許容誤差5%」は決め打ちとした上で、サンプルサイズを仮に200にしたとします。この場合、ある設問の回答比率が15%または85%だったなら、その設問の回答データ値は15%±5%(または85%±5%)、すなわち「10%〜20%(または80%〜90%)の範囲にある」ということになります(※)。 サンプルサイズを決めるときには、自身が行うアンケート調査の目的・都合を考慮して必要な精度を考えつつ、早見表で誤差を確認して数を調整・決定することになります。 ※)「回答比率」のパーセンテージを予め決められないときはどうすれば良いのでしょうか?その場合、回答比率=50%としておけば、最大限精度を高めることができます。ただし、その分必要なサンプルサイズが大きくなり、調査料金も上がる点に留意する必要があります。

調査費用とのバランスを取る

ネットリサーチの料金は主に設問数とサンプルサイズで決まります。調査データの誤差を抑えようとすれば必要なサンプルサイズが大きくなり、サンプルサイズが大きくなればなる程、調査費用も高くなっていきます。 上述のサンプルサイズの計算式によれば、回収サンプルの数 n は許容する標本誤差 d の二乗に反比例します。つまり、調査データの誤差を半分にするには、サンプルサイズを4倍にする必要があるということです。 サンプルサイズが4倍になった場合、どの程度料金が変わるのでしょうか?例えば30問の調査をネットリサーチで実施する場合を考えてみます。(価格は当サイトのネットリサーチ料金計算ツールで算出)

サンプルサイズが「100サンプル」の場合

ネットリサーチ料金ツールで30問×100サンプルの料金を計算すると、 価格帯:110,000円〜268,000円 平均:約182,500

サンプルサイズが「400サンプル」の場合

ネットリサーチ料金ツールで30問×400サンプルの料金を計算すると、 価格帯:210,000円〜424,000円 平均:約326,400円   この例では、100サンプルを400サンプルにすることで調査コストがおよそ2倍になりました。 アンケート調査実施に際して、通常は予算に限りがあると思います。したがって現実的には、サンプルサイズをいくつにするのかは「調査結果の精度・信頼性」だけでなく、「調査費用」とのバランスも考えて決めることになるでしょう。

さいごに

ここまでサンプルサイズの決め方をご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

  • ややこしくてイマイチよくわからない
  • 理屈はなんとなくわかるけど、今やろうとしている自分の調査ではどうしたら良いのか判断がつかない
  • 予算との兼ね合いが難しくてサンプルサイズを決めきれない

のように感じたかもしれません。 また、「クロス集計など分析軸毎のサンプル数をいくつにすれば良いのか?」など、上記で触れていないような視点も必要になることがあります。 実務上は、上述の早見表を使うなどしてだいたいのサンプルサイズを考えておき、最終的には専門家であるリサーチ会社に相談してしまうのが安心・確実ではないでしょうか。当サイトを通してご相談先のリサーチ会社をご紹介することも可能ですので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。

人口統計ラボ

Googleマップ上で対象地域を見ながら人口数・世帯数などを調べることができる『人口統計ラボ』をご紹介します。

人口統計ラボとは

「政府統計の総合窓口(e-Stat)」よりダウンロードした国勢調査(総務省統計局)の統計データを、Googleマップの地図上に表示する無償のオンラインサービスです。地域別に各種統計情報を簡単な操作でご覧いただけます。

人口統計ラボより

人口統計ラボは、直感的な操作で地域×人口の情報を調べることができる無料のWebサービスです。商圏調査のために人口を調べるようなときは、人口統計ラボを使うとよりわかりやすく・効率的に人口数・世帯数などの情報収集をすることができます。

具体的な使い方は以下のとおりです。

 

人口統計ラボの使い方

人口統計ラボ概要

 

基本的な使い方

都道府県と市区町村をプルダウンメニューから選びます。

例:「埼玉県川越市」を指定した場合

地域選択 | 人口統計ラボ

 

地図の下に「面積」「人口総数」「世帯総数」などが表示されます。

世帯人数他 | 人口統計ラボ

 

表示項目の切り替え

画面右側のサイドバーのメニューで性別・年齢別・職業別などのデータを見ることもできます。

例:「男女別人口及び世帯数一覧」を指定した場合

サイドバーのメニュー | 人口統計ラボ

 

地図下に表示されるデータが「性別毎」になります。

性別人口総数 | 人口統計ラボ

 

 

Googleマップと組み合わせて使う

地図の下にある各種ボタンをクリックすると、地図上に色付けされたり、ピンが表示されます。

例:「人口」ボタンをクリックした場合
人口分布を地図に表示 | 人口統計ラボ

 

色付けされた地域をクリックすると、そのエリアの概要が吹き出しで表示されます。 地域指定 | 人口統計ラボ

 

さらに吹き出し中の地名をクリックすると 、その地域の詳細情報を見ることができます。

特定エリアフォーカス | 人口統計ラボ

 

地図の下にはその地域の人口総数などの情報が表示されます。

地域の基本情報 | 人口統計ラボ

 

ストリートビューで景観をチェック

Googleマップの機能も使えます。

ストリートビュー | 人口統計ラボ

 

ストリートビューで街並みを確認することができます。

ストリートビュー:ドロップ | 人口統計ラボ

 

人口統計ラボの使いどころ

公式サイトからの引用ですが、人口統計ラボは以下のような場面で活用されることを想定しています。

  • お店の新規出店に適した場所はどこ?
  • 売上予測、競合店の商圏分析に役立つ情報は?
  • 折込チラシに最適なターゲットエリアは?
  • 自社の営業活動に適したエリアはどこ?
  • 一軒家が多い地区、集合住宅が多い地区は?

人口統計ラボより

そのままですが、要は”地域の人口データが必要になるとき“が使いどころになるかと思います。

 

注意点

公式サイトに説明がありますが、人口統計ラボのデータは平成22年版の国勢調査をもとにしたものです。(2014.2.26現在)

また、Googleマップの情報(ストリートビューなど)は地図が作られた時点での情報ですので、今現在とは状況が異なっている可能性もあります。

その他の注意点は人口統計ラボの利用規約をご覧ください。

 

ネットリサーチで特定のエリアを対象としたアンケート(商圏調査)

人口統計ラボのデータ(国勢調査のデータ)は二次データですが、今現在ターゲットエリアにお住まいの方の声を聞きたい場合もあるのではないでしょうか。

そのようなときには、ネットリサーチ利用して「特定の地域にお住まいの方を対象としてアンケートを取る」こともできます。例えば当サイトにてご紹介しているミクシィリサーチ「Areaリサーチ」サービスでも、指定地域にお住まいの方に対してアンケート調査を行うことができます。

 

まとめ

統計データはExcel/CSVファイルでダウンロードする形式で公開されているものが多いのですが、数字の羅列では全体を俯瞰・把握しづらいと思います。人口統計ラボはGoogleマップがあることで視覚的にもわかりやすく、大まかな状況を掴むのに便利です。リアル店舗での起業(開業)をお考え中の方など、商圏を調べる機会のある方は是非一度使ってみてください。

また余談ですが、米国には「どの地域に広告を出すと効果的なのか?」などをネット上で調べられる「SizeUp」という小規模事業者向けWebサービスがあります。日本も統計データ自体はたくさんあるはずですので、人口統計ラボやSizeUpのように”データを人間が使いやすい形にするWebサービス“が増えると良いなと思います。

 


人口統計ラボ
http://toukei-labo.com/


 

◎参考/関連

 

マーケティングリサーチ/市場調査や統計に関する名言を集めてみました。古典的なものから比較的新しいもの、皮肉なジョークから本質を突くものまで色々と面白いものがあります。ちょっとした息抜き・話のネタとしてご覧ください。

 

リサーチのポイント

To understand how consumers really think and feel, it is vital to go beyond words.

顧客が実際に何を考えどう感じているのかを理解するには、言葉に現れないところまで考えることが重要です。

Katja Bressette, director, strategic inititatives, Olson Zaltman Associates

Research is to see what everybody else has seen, and to think what nobody else has thought.

リサーチとは誰もが目にしていることを見ること、そして他の誰も考えていないことを考えることだ。

Albert Szent-Gryorgyi

参考:BrainyQuote

 

Research is what I’m doing when I don’t know what I’m doing.

自分でも何をしているかわからないが何かをやっている。それがリサーチだ。

Wernher Von Braun

 

 

リサーチと広告

The most important word in the vocabulary of advertising is TEST.

If you pretest your product with consumers, and pretest your advertising, you will do well in the marketplace.

広告活動における最も重要な言葉は”テスト”だ。

顧客に商品の事前テストを行い、広告の事前テストを行えば、市場に出した後うまくいくだろう。

David Ogilvy

 

Advertising people who ignore research are as dangerous as generals who ignore decodes of enemy signals.

リサーチを無視して広告を行う人たちは、敵側信号の暗号解読を無視する将軍(軍司令)くらい危険だ。

David Ogilvy

 

リサーチの注意点・課題

Research can trap you into the past.

リサーチには”過去に囚われる”リスクがある。

Bill Bernbach(ウィリアム・バーンバック), advertising pioneer and founder of DDB

参考:ACB Actual Customer Behaviour blog

 

The trouble with research is that it tells you what people were thinking about yesterday, not tomorrow.It’s like driving a car using a rearview mirror.

リサーチの問題点は人々が未来ではなく”過去に考えていたこと”を示す点だ。言うならばバックミラーを見ながらクルマを運転するようなものだ。

Bernard Loomis

 

Eighty to ninety percent of our behaviour is determined by our subconscious mind. The problem market researchers face is that they communicate with the conscious mind of consumers.

人間のふるまいは80-90%が”潜在意識によるもの”だ。マーケットリサーチャーが直面する問題は、彼らが顧客の”意識しているもの”に対して接するという点だ。

Ralph Poldervaart, adviser, Motivaction NL

参考:A dEEp dIVE InTO ThE MInd

 

Traditionally, market research has not made a strong claim on the future. Its traditional methods… are inevitably limited to discovering how consumers feel today.

これまで市場調査は未来のことについて強く主張することはなかった。昔ながらのやり方は・・・顧客が今どのように感じているのかを見出すにはどうしても限界がある。

Dr Rachel Lawes, Lawes Consulting

 

It strikes me that, throughout my career, marketing research was always tied to survey research. Now that link has been broken.

これまでの自身の経験から言って、マーケティングリサーチは常にアンケート調査と一体だったように思う。今この関係が崩れつつある。

Reg Baker, coo, Market Strategies International

 

You get a sense of what people think of you from a survey. But if you actually hear customers, it’s remarkable what you learn.

あなたはアンケートを通じて「人々がどう考えているか?」の感触を得られる。しかし顧客に直接聞いてみれば、驚くべき学びを得られるだろう。

Jennifer Khoury, vp/corporate communications, Comcast

 

リサーチとイノベーション

People are unlikely to know that they need a product which does not exist and the basis of market research in new and innovative products is limited in this regard.

人々は”まだこの世の中に存在しない自分が欲しいもの”はわからないものだ。新しく革新的な商品についての市場調査はこのような面で限界がある。

John Harvey-Jones, former chairman, ICI

 

市場調査は、ある意味で有効だと思う。たとえば、既成の製品の評判を探ろうという場合である。だからといってそれを基礎に改良品を出して売れるかと言えば、それは判らない。ましてや独創的な新製品をつくるヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロとなる。大衆の知恵は、決して創意などは持っていないのである。大衆は作家ではなく批評家なのである。作家である企業家が、自分でアイデアを考えずに、大衆にそれを求めたら、もう作家ではなくなるのである。

大衆が双手をあげて絶賛する商品は、大衆のまったく気のつかなかった楽しみを提供をする、新しい内容のものでなければならない。大衆に求められるのは、世にあるものの批評だ。

本田宗一郎

 

その他”リサーチ”に関わる言葉

To steal ideas from one person is plagiarism, to steal ideas from many is research.

一人から盗んだアイディアは剽窃(盗用)になるが、多数の人から盗んだアイディアは”リサーチ”になる。

Unknown

元ネタはこちら。

Stealing from one is plagiarism, stealing from many is research.

Wilson Mizner

 

You can tell whether a man is clever by his answers. You can tell whether a man is wise by his questions.

その人が何を言うか(答えるか)によって頭が良い人かどうかがわかる。その人が何を質問するかで賢明な人かどうかがわかる。

Naguib Mahfouz(ナギーブ・マフフーズ

 

Somewhere, something incredible is waiting to be known.

どこかで信じられないような何かが発見されるのを待っている。

Carl Sagan(カール・セーガン

 

統計

リサーチに関連して、統計についての名言もいくつかご紹介します。

Do not put your faith in what statistics say until you have carefully considered what they do not say.

統計が示すことを信じる前に、統計に示されていないことを注意深く考慮せよ。

William W. Watt

 

Facts are stubborn, but statistics are more pliable.

事実は動かせない、しかし統計は柔軟に動かせる。

Mark Twain(マーク・トウェイン

 

There are three kinds of lies: lies, damned lies, and statistics.

嘘には3種類ある。嘘、大嘘、そして統計だ。

Benjamin Disraeli(ベンジャミン・ディズレーリ

参考:wikipedia『嘘、大嘘、そして統計』

 

There are two kinds of statistics, the kind you look up and the kind you make up.

統計には2種類ある。ひとつは見るためのもの、もうひとつはでっちあげるものだ。

Rex Stout(レックス・スタウト

 

 

以上、リサーチ・統計に関する名言18個でした。

普段からマーケティング関連の仕事をしている方にとっては、おなじみの言葉もあったかもしれません。マーケティング調査・統計などの業務に関わらない方も、雑学として楽しんでいただけたらと思います。

下記のサイトにて様々な名言・引用を見ることができますので、もし興味があればご覧になってみてください。

 

参考・出典

warc

http://www.warc.com/Pages/NewsAndOpinion/Quotebank.aspx?Category=Research

My Favorite Market Research Related Quotes

http://floridaresearchgroup.wordpress.com/2009/07/16/my-favorite-market-research-related-quotes/

The Best Marketing Research Quotes

http://www.marketingwithdave.com/2008/03/best-marketing-research-quotes.html

Wikipedia『Statistics』

http://en.wikiquote.org/wiki/Statistics

【ランキング】コストパフォーマンスに優れたネットリサーチ ベスト3

こちらの各ネットリサーチ会社のサービス比較表にて各社の料金を一覧化しましたが、今度はこの表をもとにコストパフォーマンスの高さ ベスト3をランキングにしてみました。厳密には見積もりを取って価格を調べる必要がありますが、おおよその目安として参考にしてみてください。

ランキングの内訳

まず、

  • 「スクリーニング調査あり」
  • 「スクリーニング調査なし」

で場合分けし、さらに

  • 「10問×100サンプル」
  • 「30問×400サンプル」

のパターン別に料金を調べ、価格が低い順に1位〜3位を並べています。

 

注意

冒頭でも触れましたが、インターネット調査にかかる費用は調査の内容次第で大きく変わります。今回ご紹介するランキングや料金が必ずしも貴社が実施するアンケート調査の場合にも当てはまるとは限りません。あくまで”単純に設問数とサンプルサイズだけで考えた場合”と捉えてください。

また、前提としてアンケート画面作成はリサーチ会社へ依頼することとします。

 

ネットリサーチ料金 ランキング

【A】スクリーニング調査なし

まず、スクリーニング調査を付けない場合のランキングです。

10×100サンプルの場合

順位 会社名・サービス名 想定料金
インターワイヤード「ターゲットDIMS」 40,000
マーシュ「ネットリサーチ」、バルク「ネットリサーチ」、NTTコム「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ・ライト)」 50,000
ミクシィ・リサーチ「インターネットリサーチ」、楽天リサーチ「インターネットリサーチ」 70,000

アイブリッジ(Research+)「通常リサーチ」は10問でいくらなのか不明なため上のランキングに含めていませんが、5問で¥40,000と低価格ですのでこれが10問になっても上記と遜色無いかもしれません。

 

30×400サンプルの場合

順位 会社名・サービス名 想定料金
インターワイヤード「ターゲットDIMS」 210,000
楽天リサーチ「インターネットリサーチ」 273,600
マイボイスコム「モニター調査(データ回収)」 287,000

設問数・サンプルサイズが大きくなるにつれて各社の順位が入れ替わります。

例えばマイボイスコム「モニター調査(データ回収)」は10問×100サンプルのときはランキング外ですが、30問×400サンプルのスペックになると3位にランクインしています。

 


【B】スクリーニング調査あり

こちらは対象者を事前に絞り込むスクリーニング調査を付けたときの料金ランキングです。スクリーニング調査のスペックは「3問×5,000サンプル回収」として計算しています。

なおスクリーニング調査の料金が公開されていないネットリサーチ会社は除外しています。web上で公開情報が確認できるネットリサーチ会社のみ考慮していますので、その点はご了承ください。

 

10×100サンプルの場合

順位 会社名・サービス名 想定料金
ミクシィ・リサーチ「インターネットリサーチ」、インターワイヤード「ターゲットDIMS」 90,000
ゲイン「ネットリサーチ」 109,600
マーシュ「ネットリサーチ」 115,000

スクリーニング調査ありになると、ミクシィ・リサーチ「インターネットリサーチ」が1位に入りました。また、2位にはゲイン「ネットリサーチ」がランクインしています。

 

30×400サンプルの場合

順位 会社名・サービス名 想定料金
インターワイヤード「ターゲットDIMS」 260,000
楽天リサーチ「インターネットリサーチ」 323,600
ドゥ・ハウス「myアンケート」 328,000

このスペックでは1位・2位は変わらず、ドゥ・ハウス「myアンケート」が3位になりました。

 

まとめ

『コストパフォーマンスに優れたネットリサーチ ベスト3』は上記のとおりになりました。

繰り返しになりますが、調査の仕様次第で上記のランキングは入れ替わります。例えばインターワイヤード「ターゲットDIMS」 は全体を通して1位にランクインしていますが、このランキングは割付にかかる費用(※)などを考慮していません。そのような点まで含めて考えた場合、上記の順位もまた変わってくるでしょう。

※)インターワイヤード「ターゲットDIMS」の料金表を見ると、1万円/割付セルの料金がかかるようです。最新情報はインターワイヤード社の料金表をご覧ください。

ある程度候補が絞れたら、見積もりを取り正確な金額を確認した上でどの会社へ依頼するかご検討ください。

 

以上です。

あまり費用ばかりに注目しても仕方が無いのですが、予算の都合上料金を気にせざるを得ないというのが実情だと思います。費用面についてはこのランキング情報も参考にしつつ、貴社のパートナーとして最も頼れるネットリサーチ会社を探してみてください。

 

◎関連

サンプル数/サンプルサイズとは

サンプル数/サンプルサイズ(※)とは、アンケートの回答人数をいう。例えば「100サンプル」と言った場合「100人分のアンケート回答」をさす。

※)「標本の大きさ」の意味であることを考えると「サンプルサイズ」の方が適切な表現です。ただしこのサイトでは、アンケート調査に慣れていない方がイメージしやすいよう”サンプル数”という言葉も使っています。

 

サンプルサイズとネットリサーチ料金

アンケート結果の誤差をより少なくしようとすれば、それに応じて必要なサンプルサイズも大きくなる。一方ネットリサーチの料金体系は、サンプルサイズを大きくすればするほど価格が上がっていくようになっている。したがって、料金表などを見て予算とサンプルサイズのバランスをとる必要がある。

 

 

サンプル数(サンプルサイズ)に関連する情報

予算から考えるネットリサーチ【10万円編】

インターネット調査の料金は設問数とサンプル数(サンプルサイズ)、およびスクリーニング調査などオプションの有無などで決まります。では「最初に予算ありき」で考えた場合、その価格でどの程度のスペック(設問数・サンプルサイズ)が望めるのでしょうか?ここでは【調査予算が10万円まで】の場合に何ができるかを考えてみます。

 

インターネットリサーチ(インターネット調査)

まず「スクリーニング調査が必要か?」を考えます。
スクリーニング調査の実施まで含めて10万円以内に収めるのは中々厳しいのですが、ネットリサーチ会社によっては可能です。

次に「設問数とサンプルサイズのどちらを優先するか?」を考えます。
アンケートで聞きたいことが多いほど設問数も多くなります。また、よりたくさんの人の意見を集めたければ回収サンプル数を増やすことになります。どちらが増えても料金が上がりますので、両方を取れない場合にいずれを選ぶのか決めておくと判断がしやすくなります。

 

スクリーニング調査をつける場合

スクリーニング調査のサイズは3問×5,000サンプル以下と仮定します。
各ネットリサーチ会社とも、スクリーニング調査の最低スペックはおおよそこの程度です。

その上で実施可能なアンケート調査のサイズを調べてみると、だいたい【10問×100サンプル】が限度のようです。
これ以上設問数を増やしたりサンプルサイズを大きくしたい場合、通常は10万円を超えてしまうことが多いようです。

 

設問数を優先する場合

アンケートの設問数を少しでも多くしたい、かつスクリーニング調査は不要な場合を考えてみます。

各ネットリサーチ会社の料金表を見るとわかりますが、どの会社もサンプルサイズの下限は100サンプルです。
その上で設問数をどこまで増やせるか見ていくと、15問ぐらいまでなら10万円以内に収まることが多いようです。
したがって設問数を優先する場合には【15問×100サンプル】程度と考えておけば妥当でしょう。

 

サンプルサイズを優先する場合

上記とは反対に、サンプルの数を少しでも多く取りたい場合を考えます。

設問数と同様に各社の料金表を見てみると、設問数の下限は5問ないし10問となっています。
仮に「設問数は10問」とすると、サンプルの数は200サンプルくらいまで増やせそうです。
よってサンプル数を優先する場合には【10問×200サンプル】程度なら10万円で実施できる、と言えそうです。

 

セルフ型ネットリサーチ(DIYリサーチ)

Web画面の作成やサンプル回収管理(アンケート回答依頼メール配信数の設定など)を自分で行うことを厭わないのであれば、セルフ型ネットリサーチ(DIYリサーチ)を使う方法もあります。

こちらは通常のネットリサーチよりかなり低価格で、10万円で10問×1000サンプル回収できるようなサービスもあります。

標準的なネットリサーチサービスとは勝手が異なる点に注意が必要ですが、実施したいアンケートの内容およびネットリサーチ会社に依頼したい業務内容(範囲)を考慮した上で問題がなければ、このようなサービスの利用を検討しても良いでしょう。

 

まとめ

上記をまとめると、以下の表のようになります。
この一覧表をご覧いただくと、「予算10万円でどこまでできるのか?」が一見してわかるのではないでしょうか。

 

表1. 予算10万円での設問数・サンプルサイズの目安
サービス種別 備考 設問数 サンプルサイズ
ネットリサーチ
(インターネット調査)
スクリーニング調査あり 10問 100サンプル
設問数優先 15 100サンプル
サンプルサイズ優先 10問 200サンプル
セルフ型ネットリサーチ
(DIYリサーチ)
10問 1000サンプル

また、こちらのネットリサーチ会社の比較表もご覧いただくと、より具体的なイメージを掴みやすくなるかと思います。上記と併せて、調査のスペックを考える際の参考にしてみてください。

 

◎参考

 

◎関連Q&A

料金グラフ

サービスの料金を決めるためにリサーチを利用する方法をご紹介します。ここでは「買い物代行サービス」の料金について検討している場面を想像してみてください。

 

値決めの難しさ

何かしらの商品の価格を決めたことがある方はわかると思いますが、「売値をいくらにするか?」は非常に悩ましい問題です。

モノやサービスの値段を決めようとすると必ず出てくるのが、

  • 自社の利益を確保できる価格で売りたい
  • かといって強気の価格にすれば売れないかもしれない

といったジレンマです。

また、必要以上に安価にすれば今度は品質を疑われて売れなくなる可能性もあります。

これらのバランスをとる難しさ、これが値決めの難しさと言えるでしょう。

 

アンケート調査でできること

高過ぎず、安過ぎず、ちょうど良い価格帯を探るにはどうすればよいか?

そのような悩みに応える方法として、「PSM分析」というアンケート調査の手法があります。

PSM分析を使うと、買う人から見たときの価格の下限〜上限がわかります。また、その範囲内にある理想的な価格や、妥協して買える価格の理論値を算出することができます。

自身の思い込みではなく客観的な意見をもとに料金の幅を考えることで、的外れな値決めをしてしまうリスクを減らすことができます。

 

PSM分析のやり方

インターネットリサーチでPSM分析を行うときは、以下のような手順で実施します。

< PSM分析の手順 >

  1. 調査票にPSM分析用の設問を含める
  2. 回答データを一覧表におこす
  3. グラフ化して分析する

 

1. 調査票にPSM分析用の設問を含める

PSM分析用のデータを取るため、アンケートに以下のような設問を含めておきます。

  1. 買い物代行サービスについて高いと感じ始める価格はいくらからですか?→
  2. 買い物代行サービスについて安いと感じ始める価格はいくらからですか?→
  3. 買い物代行サービスについて高過ぎて利用しないと感じる価格はいくらからですか?→
  4. 買い物代行サービスについて安過ぎて利用しないと感じる価格はいくらからですか?→

web画面上での見せ方としては、この例のように価格入力欄(テキストボックス)を4つ並べて1問とするか(※)、それぞれ別設問として4問を回答してもらいます。

また、ネットリサーチ会社によっては1〜4の価格の大小関係に矛盾が起きないような制御をかけることもできます。

※)リサーチ会社の料金カウント上は4問扱いになる可能性があります。

 

2. 回答データを一覧表におこす

アンケート実施後、集まった回答データについて「価格」×「回答割合」を表にまとめます。

 

表1 買い物代行サービスに対するアンケート結果
100円 200円 300円 400円 500円 600円
高いと感じ始める価格 0 12 25 41 92 100
安いと感じ始める価格 100 86 50 13 2 0
高過ぎて利用しない価格 0 0 3 22 76 100
安過ぎて利用しない価格 100 72 19 0 0 0

表で全体の数字を眺めると、左から右へ行くに従い価格が上昇していき、それに応じて(その価格を)高い/安いと感じる人が増えて/減っていく様子が確認できます。

 

3. グラフ化して分析する

より視覚的にわかりやすくするため、表1のデータをもとにグラフを作ります。
今回はExcelのグラフ機能を使います。

 

【STEP1】Excelに表を作成して、グラフ作成用のボタンを押します。

PSM分析_STEP1

 

【STEP2】「次へ」をクリックします。

PSM分析_STEP2

 

【STEP3】必要に応じてグラフのタイトルや項目軸の名称を入力し、「次へ」をクリックします。

PSM分析_STEP3

 

【STEP4】「完了」をクリックします。

PSM分析_STEP4

 

【STEP5】表1のデータをもとにしたグラフが出力されます。

PSM分析_STEP

 

【出力結果】

PSM分析_結果グラフ

こちらは出力したグラフを拡大したものです。

グラフ中の「高過ぎて利用しない価格」と「安過ぎて利用しない価格」が交差する点での価格が、理論上の「最もバランスがとれた理想的な価格」で、理想価格(最適価格)と呼ばれます。

この理想価格(最適価格)であれば、値決めによる失敗リスクは低くなると考えられます。

妥協価格は高いと感じる人と安いと感じる人が拮抗する点で、「この金額だったら許容範囲」という価格です。

また、下限価格を割り込めば品質に不安を覚えるなど「安いことが売れない原因になる」リスクが高まります。反対に上限価格を超えると「高くて売れない」リスクが高まります。

 

今回の例は「買い物代行サービスの料金をいくらにするか?」ですが、もしこのような分析を行わず「直感で500円」といった決め方をしていた場合「高くて利用されない」という結果になった可能性が高いと言えます。

PSM分析の結果を見て金額を決定すれば、”顧客に受け入れられる価格設定”に失敗する可能性は低くなると言えるでしょう。

 

リサーチャーの力を借りる方法も

PSM分析は手順を知っていれば誰でも実施することができますが、

  • 正しく回答データが取れているのか?
  • 分析の仕方に問題は無いのか?
  • アンケート結果をどう考えたら良いのか?

といった悩み・迷いが出てくることも考えられます。

このようなとき、もしリサーチの専門家がパートナーになって手助けしてくれるとしたら心強いのではないでしょうか。

アンケートの実施だけでなく「調査設計や分析・レポートまで含めてリサーチ会社に依頼する」という方法もありますので、場合によってはそのような方法もご検討ください。

 

◎参考(外部サイト)

以下の総務省のサイトにPSM分析についての詳しい解説が載っていますので、興味がある方はご覧になってみてください。

なるほど統計学園高等部

属性設問画像

アンケート上で性別や年代などを聴取するときに使う属性設問の例をまとめてみました。
そのままコピペして使えるように整理していますので、調査票作成時にご利用ください。 

アンケートテンプレート

兄弟サイトの100人アンケートでは1,000件を超えるアンケートのテンプレートをご用意しています。
こちらをご検討

属性設問

 

目次

 

属性設問事例集

性別

あなたの性別を教えてください。

男性
女性

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年代

あなたの年代を教えてください。

10代以下(19歳以下)
20代
30代
40代
50代
60代以上(60歳以上)

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年齢

あなたの年齢を教えてください。

19歳未満
20~34歳
35~49歳
50歳以上

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性・年代

あなたの性別・年代を教えてください。

男性10代以下(19歳以下)
男性20代
男性30代
男性40代
男性50代
男性60代以上(60歳以上)
女性10代以下(19歳以下)
女性20代
女性30代
女性40代
女性50代
女性60代以上(60歳以上)

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性・年齢

あなたの性別・年齢を教えてください。

男性19歳未満
男性20~34歳
男性35~49歳
男性50歳以上
女性19歳未満
女性20~34歳
女性35~49歳
女性50歳以上

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居住地(都道府県)

あなたがお住まいの都道府県を教えてください。

北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
東京
神奈川
埼玉
千葉
茨城
栃木
群馬
山梨
新潟
長野
富山
石川
福井
愛知
岐阜
静岡
三重
大阪
兵庫
京都
滋賀
奈良
和歌山
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島
香川
愛媛
高知
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
鹿児島
沖縄

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職業

あなたの職業を教えてください。

経営者・役員
会社員
公務員
自営業・自由業
パート・アルバイト(フリーター)
学生
専業主婦(主夫)
その他
働いていない

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未既婚

あなたは結婚していますか?
現在の状態にあてはまるものをひとつお選びください。

結婚している
結婚していない(離死別含む)

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同居家族

あなたと同居しているご家族の方を教えてください。

配偶者
子ども

自身の親・配偶者の親
その他
同居していない

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同居子供有無

あなたは同居しているお子さまがいますか?
現在の状態にあてはまるものをひとつお選びください。
※ご自身のお子さまについてお答えください。

同居している子どもがいる
同居している子どもはいない

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同居子供人数

あなたと同居しているお子さまの人数を教えてください。
※ご自身のお子さまについてお答えください。

1人
2人
3人
4人以上
同居している子どもはいない

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住居

あなたのお住まいについてあてはまるものをお選びください。

持ち家(一戸建て)
持ち家(マンション等の集合住宅)
賃貸(一戸建て)
賃貸(マンション等の集合住宅)
その他

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世帯年収

あなたの世帯年収を教えてください。
※回答したくない場合には「答えられない」をお選びください。

100万円未満
100〜200万円未満
200〜300万円未満
300〜400万円未満
400〜500万円未満
500〜600万円未満
600〜700万円未満
700〜800万円未満
800〜900万円未満
900〜1000万円未満
1000〜1100万円未満
1100〜1200万円未満
1200〜1300万円未満
1300〜1400万円未満
1400〜1500万円未満
1500〜2000万円未満
2000万円以上
答えられない

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個人年収

あなたの年収を教えてください。
※回答したくない場合には「答えられない」をお選びください。

100万円未満
100〜200万円未満
200〜300万円未満
300〜400万円未満
400〜500万円未満
500〜600万円未満
600〜700万円未満
700〜800万円未満
800〜900万円未満
900〜1000万円未満
1000〜1100万円未満
1100〜1200万円未満
1200〜1300万円未満
1300〜1400万円未満
1400〜1500万円未満
1500〜2000万円未満
2000万円以上
答えられない

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最終学歴

あなたの最終学歴を教えてください。
※回答したくない場合には「答えられない」をお選びください。

中学
高校
短大
大学
大学院
専門学校
高専
その他
答えられない

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更新履歴

2014.1.24 初版公開

オンライン調査は、インターネットを介してアンケートを実施するタイプの調査。

このサイトではオンライン調査のことを「ネットリサーチ」「インターネット調査」など別の呼び名で記載していますが、内容としては同じものを指しています。

料金表とは、アンケートの設問数・サンプル数と料金の一覧表のことをさす。
料金表を見ることで「○問○サンプルのとき○○円」のようにネットリサーチの費用をすぐに知ることができる。

多くの場合ネットリサーチ会社のwebサイト上で公開されており誰でも見ることができるようになっているため、見積もり前に費用の概算を知ることにも使える。

 

【例】ネットリサーチの料金表イメージ

mixi_research_price_table

 

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